2026年8月5日、不同意性交などの罪に問われている「ジャングルポケット」の元メンバー・斉藤慎二被告に対し、検察側が懲役7年を求刑しました。
「懲役7年」という大きな数字に驚いた人も多いと思いますが、現時点で斉藤被告に懲役7年の判決が下されたわけではありません。
斉藤被告はこれまで、
女性も自分に好意を持っており、同意してくれていると思った
という趣旨の主張を続け、無罪を訴えています。
一方、検察側は、斉藤被告と女性が初対面だったことなどを挙げ、性的な行為を受け入れるほど関係が深まっていたとは考えられないと反論しました。
両者の主張が真っ向から食い違うなか、裁判所がどのような判断を示すのかが最大の焦点となります。
斉藤慎二被告に検察側が懲役7年を求刑
2026年8月5日に東京地方裁判所で開かれた公判で、検察側は斉藤慎二被告に懲役7年を求刑しました。
斉藤被告は2024年7月、東京都新宿区に駐車していたロケバスの車内で、共演した当時20代の女性に性的な行為をしたとして、不同意性交と不同意わいせつの罪に問われています。
起訴状などによると、午前中に女性へキスをしたり胸を触ったりしたほか、午後にも性的な行為に及んだとされています。
ただし、これらはあくまでも検察側が起訴した内容です。
斉藤被告は起訴内容を否認しており、現在も有罪が確定した状態ではありません。
検察側が懲役7年を求めた理由
検察側は論告で、斉藤被告と女性が事件当日に初めて会った関係だったことを指摘しました。
そのうえで、
- 性的な行為を許容するほど関係が深まっていなかった
- 芸能人としての立場を利用した
- 3回にわたって行為に及んだ
- 女性の性的自由を大きく侵害した
などと主張。
犯行態様は悪質だとして、懲役7年を求めました。
単に「同意があったかどうか」だけでなく、初対面だった2人の関係性や、女性が置かれていた仕事上の立場についても重要視していることが分かります。
被害を訴える女性は「人生を壊された」と意見陳述
この日の公判には、被害を訴えている女性本人も出廷しました。
女性は事件後にPTSDを発症し、休職を余儀なくされたと説明。
「人生を壊され、どのような日々を送ってきたか知ってもらうために話すことにした」という趣旨を述べたうえで、人としての尊厳や感情を踏みにじられたと訴えました。
さらに、現在も事件による苦しみが日常生活に影響しているとして、その重大さに見合った刑を求めています。
斉藤被告は女性の話を、目を伏せながら聞いていたと報じられています。
斉藤慎二被告は「同意してくれていると思った」と無罪主張
一方の斉藤被告は、2026年3月に開かれた初公判から一貫して無罪を主張しています。
斉藤被告によると、女性から、
トリオの中で斉藤さんが一番好き
と言われたことなどから、自分に好意を持っていると受け取ったといいます。
6月の被告人質問でも、ロケがうまくいって気持ちが高ぶっていたことや、女性も自分を求めていると思っていたという趣旨の説明をしています。
しかし、女性側は「いきなりキスをされて怖かった」「斉藤被告を怒らせると仕事がなくなると思い、声を上げられなかった」と証言しています。
同じロケバス内で起きた出来事について、双方の認識は大きく食い違っています。
懲役7年求刑は判決ではない
今回、特に間違えないようにしたいのが、求刑と判決は別物という点です。
検察側の懲役7年という求刑は、
裁判所に懲役7年を科してほしい
という検察側の意見です。
裁判所がそのまま懲役7年を言い渡すとは限りません。
今後、裁判所が証言や証拠を検討したうえで、斉藤被告を有罪とするのか、無罪とするのかを判断します。有罪と判断された場合も、実際の刑期が求刑と同じ7年になるとは限りません。
そのため、現段階で「斉藤慎二被告の懲役7年が決定した」と表現するのは誤りです。
今後の最大の焦点は「同意があったのか」
今回の裁判で最大の争点となっているのは、女性が性的な行為に同意していたのかという点です。
斉藤被告側は、女性の発言や態度から好意と同意があると思ったと主張。
女性側は、突然の行為に恐怖を感じたものの、芸能人である斉藤被告を怒らせれば仕事を失う可能性があると考え、抵抗できなかったと証言しています。
裁判所が双方の証言をどのように評価するのか。
また、女性が抵抗しなかったことを「同意」と判断できるのかどうかも、判決を左右する重要なポイントになりそうです。
まとめ
元「ジャングルポケット」の斉藤慎二被告に、検察側が懲役7年を求刑しました。
検察側は、初対面の女性に対して芸能人としての立場を利用し、複数回にわたって行為に及んだとして、悪質性を指摘しています。
一方、斉藤被告は女性から好意を示されたと受け取り、同意があると思っていたとして、現在も無罪を主張しています。
懲役7年はあくまでも検察側の求刑であり、判決ではありません。
最終的に有罪となるのか、それとも斉藤被告側の主張が認められるのか。裁判所が示す判断に大きな注目が集まりそうです。
※この記事は2026年8月5日17時時点の報道をもとに作成しています。判決などの新情報が発表され次第、追記します。