井上尚弥VSノニト・ドネア「ドネアがダウンしていなかったら井上は負けていたのか!?」

井上尚弥
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

2019年11月7日にワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級トーナメントの決勝、井上尚弥VSノニト・ドネアの戦いがさいたまスーパーアリーナで行われ12ラウンドの激闘を戦い抜き、3-0判定で井上尚弥が勝利した。

 

ノニト・ドネア選手は、フィリピン出身で1982年11月16日 生まれの36歳(当時)。

過去に、IBF世界フライ級・WBA世界スーパーフライ級・WBC・WBO世界バンタム級・IBF・WBO世界スーパーバンタム級・WBA世界フェザー級WBA世界バンタム級の世界王者となり、世界5階級制覇をしている。

井上と戦う前の戦歴は、46戦40勝(26KO) 6敗と間違いなく現役最強のボクサーである。

 

井上 尚弥選手は、日本(神奈川県座間市)出身で1993年4月10日生まれの26歳(当時)。

今までに、WBC世界ライトフライ・WBO世界スーパーフライ級・WBAスーパー・IBF世界バンタム級の世界チャンピョンとなり、世界3階級制覇をしている。

ドネアと闘う前の戦歴は、19戦19勝(16KO) 0敗とコチラも間違いなく最強ボクサーです。

 

今回の戦いでは、ドネア選手が36歳という、ボクサーとしては決して若くない年齢だったため、試合前は、世界最強ボクサーのドネアといえど、年齢的な衰えや井上のモンスター級の強さの前では、歯が立たず早い段階(1ラウンドや2ラウンド)でドネアを倒し、井上が勝利するのではないか?と予想していた人も多いかと思う。

しかし、蓋を開けると1ラウンドや2ラウンドで終わるどころか、最終ラウンドまでもつれ12ラウンドの判定で井上が勝利したのだ。

ドネアは、年齢的な衰えを感じないと言えばウソになるが、しっかりと準備してきたことがうかがえるぐらい体の状態も良く、経験を生かしたボクシングで井上を脅かしたのだ。

それを感じさせたのが、第二ラウンドだ。ドネア自慢の左フックが井上にヒット。

このパンチで井上は右目上をカット!!右目の上からは、大量の血が、、、

何を隠そう、井上は今までボクシングの試合をしてきて顔に傷つけられたのは初めてだったのだ。

そして、目の上だけではなく、鼻からも流血。

どちらが勝ってもおかしくない戦いが繰り広げられる中、第9ラウンドでは、ドネアのパンチをくらい、よろめく場面も、、、

素人目には、ドネアが押しているようにも見えた。

しかし、このままでは終わらないのがモンスター井上だ。

第11ラウンドに井上のボディブローがドネアをとらえ、この試合初のダウンを奪う。

ドネアは、10カウントギリギリでドネアが立ち上がり最後まで戦うが、116-111、117-109、114-113のジャッジで井上が勝利をおさめた。

最終的には井上が勝利をおさめたが、11ラウンドのダウンがなかったら井上が負けていたのでは!?と思った方も多いのではないでしょうか。

実は私も、11ラウンドのダウンがなかったら危なかったのでは、と思った。

では、「ドネアがダウンしていなかったら井上は負けていたのか!?」について検証していこうと思う。

下の写真を見ていただきたい。

今回の3人のジャッジの詳細だ。

1人は、10ラウンドまでは、ドネア勝利。

残り二人は井上勝利。とジャッジしている。

仮に、11ラウンドのドネアのダウンがなくても、2対1で井上が勝利していたのが分かる。

よって、「ドネアがダウンしていなかったら井上は負けていたのか!?」については、ドネアが仮にダウンしていなくても井上は負けていなかった!という事だ。

しかしながら、今回の試合は間違いなく、11ラウンドのダウンが決め手になった試合ではある。

あそこでドネアがダウンしていなければ、ドネアが息を吹き返し井上に押しかかっていたかもしれない。

いずれにせよ、手に汗握るとても良い試合をしてくれた二人には感謝しかない。

また、2人の戦いが見れることを楽しみにしたいと思う。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
井上尚弥
スポンサーリンク
しろつべ

コメント