※この記事は、2026年8月9日放送の『VIVANT』第13話が放送される前に執筆した考察記事です。放送前の予想を残したまま、放送後に答え合わせを追記しています。第13話のネタバレを含みます。
2026年8月2日に放送された『VIVANT』第12話では、新庄浩太郎の逃亡先と、新たに招集された別班員の正体が判明しました。
第12話最大の驚きは、丸菱商事の長野利彦専務が別班員だったことです。
第11話の記事では、防衛大学校出身であることや経歴の空白、東南アジアへの長期出張などを根拠に、新たな別班員の最有力候補を長野専務と予想していました。
結果は見事的中。
乃木が驚いた相手についても長野専務を第一候補にしていたため、今回は二つの予想が同時に当たったことになります。
ただし、第12話で判明したのは長野専務の正体だけではありません。
- アリが新庄をテントのモニターへ引き入れた
- 新庄の出国映像は加工されていた
- 新庄はタイ・バンコクに潜伏していた
- 新庄と行動するチョッキーもテントのモニターだった
- 黒須を含む別班員5人はまだ救出されていない
- 乃木と長野は互いが別班員だと知らなかった可能性がある
など、拉致事件の核心へつながる事実も次々と明らかになっています。
一方、第13話予告には「最大の裏切り者」という不穏な言葉が登場しました。さらに太田梨歩が、特殊なプロトコルを使って国内の別の場所から侵入されたと説明しています。
この記事では、『VIVANT』第12話のあらすじを振り返りながら、長野専務の正体、新庄の潜伏先、第12話で新たに生まれた謎を整理します。
後半では、第13話で判明すると予告された「最大の裏切り者」について考察します。
※この記事には『VIVANT』第12話までのネタバレと、第13話の予告内容が含まれます。
VIVANT第12話までの簡単なあらすじ
第11話では、黒須駿を含む別班員5人が、国内外でほぼ同時に拉致されました。
AIハヤトは、別班員の極秘情報を漏らした人物として、元公安の新庄浩太郎が関与している可能性を95%と分析します。
太田梨歩の追跡によって、拉致された5人はアゼルバイジャン、キプロス、トルクメニスタン、ジョージア、イスラエルへ移送された可能性が浮上。
乃木憂助とドラムは、キプロスにいた元テント幹部のアリを拘束しました。
第12話は、アリがなぜキプロスにいたのか、新庄や拉致事件とどのようにつながっているのかを確認する場面から始まります。TBSの事前あらすじでも、アリを捕らえた乃木の前に「新たなる別班」が現れると予告されていました。
VIVANT第12話のあらすじ
乃木がアリをポリグラフにかける
乃木とドラムは、拘束したアリをポリグラフにかけます。
乃木が最初に確認したのは、第1シーズンでアリが乃木へテントにつながる暗号を渡した本当の理由でした。
アリは当時、フローライト事業の情報を政府側へ漏らしていたゴビを疑っていました。
しかし、ノコルはアリの忠告を聞き入れません。
そこでアリは、暗号を解読できる諜報組織の人間ならテントへ潜入し、ゴビの裏切りを暴いてくれると考え、乃木へ情報を渡したと説明します。
つまり、第1シーズンで乃木がテントへ近づくきっかけを作ったのはアリでした。
乃木は結果的に、アリの狙いどおりゴビの裏切りを暴いたことになります。
アリが新庄をモニターに引き入れていた
続いて乃木は、新庄との関係を質問します。
アリは、新庄をテントのモニターへ引き入れたのが自分だったことを認めました。
一方で、
- 新庄の現在の潜伏先
- 新庄の逃走ルート
- 別班員5人の拉致
- 新庄以外のモニターとの連絡
については否定します。
第12話の時点では、アリが拉致事件の首謀者だったとは確認されませんでした。
ただし、アリがすべてを話しているか、本当の目的を隠していないかまでは、まだ断定できません。第12話では、アリが新庄をモニターへ引き入れた経緯や、逃亡先を知らないと答えるやり取りが描かれています。
乃木がアリへバルカに戻るよう頼む
乃木は取り調べ後、アリへバルカに戻り、ノコルを支えてほしいと頼みます。
ノコルもアリの帰還を望んでいると聞かされ、アリは心を動かされた様子を見せました。
第1シーズンでは、家族を守るためにテントの情報を乃木へ渡したアリ。
第12話では、元テント幹部としての経験を、解体後のバルカのために使う可能性が示されています。
公式SNSも放送後、キプロスの空港で乃木がアリに別れを告げたことを紹介しています。
線状降水帯のニュースから新庄の嘘を見抜く
新庄が利用したとされる空港の監視映像は、太田梨歩でも本物の映像を復元できないほど巧妙に加工されていました。
乃木は、キプロスで激しい雨に遭遇したことから、第11話で流れていた静岡県東部の線状降水帯のニュースを思い出します。
新庄らしき人物が新富士空港から出国した日は、現地で大雨が降っていたはずです。
ところが、監視映像には雨が映っていませんでした。
乃木はここから、映像に映っている人物だけでなく、背景を含めて映像全体が書き換えられていると見抜きます。
第11話で花江夏樹さんと鬼頭明里さんがニュースキャスター役として伝えた線状降水帯が、翌週には新庄の映像偽装を見破る伏線として回収されました。
新庄はチョッキーとタイへ逃亡していた
映像を改めて解析した結果、新庄は当初考えられていた場所ではなく、タイ・バンコクへ向かっていたことが判明します。
新庄と行動を共にしていたのは、タイの有名実業家チョッキー・テーパーニットでした。
チョッキーもテントのモニターで、現在は他国のブローカーと取引し、各国の機密情報を売っている人物です。
新庄をかくまうだけでなく、タイへ入った乃木とドラムの動きを早い段階で察知していました。チョッキー役はタナパック・ジョンジャイパーさんが演じています。
乃木とドラムがカンボジア経由でタイへ潜入
乃木とドラムは、新庄の身柄を確保するため、キプロスからカンボジアを経由してタイへ向かいます。
正規の入国経路を使えば、タイ側やチョッキーへ動きを知られる可能性があります。
そこで2人は漁師に変装し、海からタイへ潜入しました。
しかし、チョッキー側もタイへ入った日本人と大柄な男の情報を把握しており、双方による追跡と情報戦が始まります。乃木がキプロスからカンボジアを経由し、タイ・バンコクの臨時拠点へ移動したことは放送後の報道でも確認されています。
ドラムの作戦で新庄の潜伏先を絞り込む
太田の解析と現地の情報を組み合わせ、乃木たちは新庄が潜伏している可能性の高い場所を追います。
ここで活躍したのがドラムです。
ドラムは現地の協力者を動かし、チョッキーの関係先へ出入りする車両や、使用人が購入した食料品などを調べます。
その中から、日本人が好みそうな赤飯や納豆を購入している家を発見。
乃木たちは、その家に新庄が潜伏している可能性が高いと判断しました。
第1シーズンでも移動手段や現地交渉で乃木たちを支えたドラムですが、第12話では情報収集能力の高さも改めて描かれています。
乃木の前に現れた別班員は長野専務
新庄は武装しており、チョッキーには地元警察や実業界への強い影響力もあります。
乃木とドラムだけで確保するのは難しいため、櫻井司令は東南アジア方面を統括し、地元警察とのつながりを持つ別班員を応援として派遣しました。
乃木はホテルのレストランで別班員と合流する予定でしたが、その場所で丸菱商事の長野専務を見かけます。
表向きはバルカでフローライト事業を担当しているはずの乃木は、長野にタイ滞在を知られることを避けるため、合流場所を自分の部屋へ変更しました。
その後、指定された接触コード「32118」を確認してドアを開けると、そこに立っていたのは、先ほどレストランで見かけた長野専務でした。
長野は東南アジア方面を担当する別班員として派遣されており、乃木と長野は互いの正体を知らなかったように驚いた表情を見せます。
そして、2人が別班員同士として対面したところで、第12話は終了しました。
乃木と長野専務の合流に使われた接触コード「32118」は、第12話で初めて登場した数字ではありません。
筆者が改めて確認したところ、第2シーズン第11話のラストでも、同じ男性と思われる声で「接触コードは32118」と聞こえる音声が流れていました。
第11話の時点では32118の意味は明かされていませんでしたが、第12話で乃木と新たな別班員が合流するための接触コードだったことが判明。
つまり、第11話ラストで先に音声だけを聞かせ、第12話の長野専務登場へつなげる伏線だったと考えられます。
32118を伝えた声の主や、数字そのものに意味があるのかについては、以下の記事で詳しく考察しています。
→ VIVANT接触コード32118の声は誰?第11話ラストから第12話への伏線を考察
VIVANT第12話で判明したこと
新たな別班員は長野利彦専務だった

第12話で最も大きく回収された謎は、新たな別班員の正体です。
第1シーズンから長野専務には、
- 防衛大学校出身
- 卒業後から大学院へ入るまでの2年間の空白
- 丸菱商事の幹部として世界各地へ動ける
- 太田梨歩との不自然な関係
- 続編での東南アジアへの長期出張
など、別班員を疑わせる要素がありました。
第1シーズンでは太田との不倫を告白したことで疑惑が終わったように見えましたが、その裏に別班員という、さらに大きな秘密が隠されていたことになります。
第11話で予想した長野専務説は的中
第11話の記事では、長野専務を新たな別班員の最有力候補と予想しました。
さらに「乃木が見て驚く人物」という条件から、乃木が驚いた相手についても長野専務を第一候補としています。
第12話では、新たな別班員と乃木が驚いた相手が、どちらも長野専務だと判明。
今回の予想はドンピシャで当たりました。
→ 第11話放送時点で長野専務を最有力とした根拠は、VIVANT第11話考察に残しています。
乃木と長野は互いの正体を知らなかった可能性
乃木だけでなく、長野もドアの向こうに乃木がいると知って驚いていました。
この反応から、丸菱商事には別班員が複数在籍しながら、互いの正体を知らされていなかった可能性があります。
別班では情報漏えいを防ぐため、同じ会社や部署にいる工作員同士でも、必要がなければ身元を共有しないのでしょう。
ただし、長野の驚きが演技だった可能性も残るため、完全に味方だと判断するのはまだ早そうです。
新庄は変装してタイへ逃亡していた
新庄は映像を加工し、自分が別の場所へ逃げたように見せていました。
しかし線状降水帯のニュースと監視映像の天候が一致しなかったことで偽装が発覚。
新庄はチョッキーのプライベートジェットを使い、タイへ逃亡していたことが分かりました。
黒須を含む別班員5人はまだ救出されていない
第12話では、新庄の潜伏先へたどり着く手掛かりが見つかりました。
しかし、黒須、高田、和田、廣瀬、熊谷の5人はまだ救出されていません。
拉致した目的、現在の居場所、5人を別々の国へ運んだ理由も未回収です。
VIVANT第12話で新たに生まれた謎・疑問
第12話の謎① 長野専務は本当に乃木の味方?
長野が別班員だったことは判明しました。
しかし、
別班員だから乃木の味方
とは限りません。
第13話の番組情報でも、長野について「味方なのか、それとも敵か」と説明されています。
長野は櫻井から派遣された正式な応援要員に見えますが、別班内部に情報を漏らしている人物がいるなら、長野も容疑者の一人になります。
乃木と長野が互いの正体を知らなかったことも、本当に偶然なのでしょうか。
長野は以前から乃木が別班員だと把握しながら、知らないふりをしている可能性も残ります。
【第13話放送後追記】
第13話で長野専務の本当の経歴が明らかになりました。
長野は1987年から別班員として活動し、現在は東南アジア方面を担当する正式な別班員です。
第13話では乃木と協力して新庄とチョッキーの確保作戦を実行しており、少なくとも現時点では、長野が敵側の裏切り者だったことを示す描写はありません。
そのため、第12話で残していた「長野は本当に乃木の味方なのか」という疑いは、かなり薄くなりました。
第12話の謎② 長野はいつから別班員だった?
長野には、防衛大学校卒業後に2年間の空白があります。
この期間に別班員としての訓練を受けたとすれば、その後の大学院進学や丸菱商事への入社も、工作員としての経歴を作るためだった可能性があります。
また、第1シーズンで太田梨歩と接触していたのも、単なる不倫だったのでしょうか。
長野が太田のハッカーとしての能力を把握し、監視や勧誘を行っていた可能性も考えられます。
長野が別班員と判明したことで、第1シーズンの行動をもう一度見直す必要が出てきました。
【第13話放送後追記】
この謎は第13話で答えが判明しました。
長野は1985年に防衛大学校を卒業して陸上自衛隊へ入隊し、1987年に別班へ配置。
その後、別班の訓練を受けながら一橋大学大学院へ通い、1989年に丸菱商事へ入社していました。
つまり、第1シーズンから怪しまれていた防衛大学校卒業後の「空白の2年間」は、別班員になるための期間だったことになります。
さらに、薬物依存と更生施設への入所も、別班員であることを隠すための偽装だったことが明らかになりました。
太田梨歩との不倫関係は本当だった?
長野専務が別班員だったと判明したことで、第1シーズンで明かされた太田梨歩との関係も、改めて気になります。
第1シーズンでは、長野本人が太田との不倫関係を認めていました。
しかし、長野が実際に別班員だった以上、太田へ近づいた目的が恋愛だけだったとは限りません。
天才ハッカー「ブルーウォーカー」である太田を監視・調査するために接触し、その過程で本当に男女の関係へ発展した可能性もあります。
一方、不倫関係そのものが長野の正体を隠すための作り話だった可能性も残っています。
長野は太田の正体をいつから知っていたのか。太田は長野が別班員だと気づいていたのか。2人の関係には、まだ明かされていない別班任務が隠されているのかもしれません。
長野専務が太田へ近づいた目的や、不倫関係が別班の任務だった可能性については、以下の記事で詳しく考察しています。
→ 【VIVANT】長野専務と太田梨歩の不倫は本当?別班任務・監視説を考察
【第13話放送後追記】
第13話で、長野専務本人が太田梨歩との関係について説明しました。
ドラムから太田との関係を聞かれた長野は、
「手は一切出していない」
と不倫関係を明確に否定。
さらに太田が天才ハッカー「ブルーウォーカー」だったことにも驚いていました。
そのため、第12話放送時点で考えていた「長野が太田の正体を知ったうえで監視していた」という説は、かなり可能性が低くなりました。
ただし、第1シーズンで長野がなぜ不倫関係があったような説明をしたのかという疑問は残っています。
→ VIVANT長野専務と太田梨歩の不倫は本当?第13話で本人が否定
第12話の謎③ 新庄とチョッキーは別班員拉致の首謀者?
新庄がチョッキーと行動し、タイに潜伏していることは分かりました。
しかし、別班員5人を拉致した首謀者だとは、まだ確定していません。
チョッキーは機密情報を売買するブローカーであり、新庄をかくまう資金力や人脈も持っています。
一方、国内4か所とバルカで同時に別班員を襲い、複数の国へ移送するには、チョッキー以外にも大規模な組織が必要です。
新庄とチョッキーは実行側に見えて、さらに上の人物から指示を受けている可能性があります。
【第13話放送後追記】
第13話で、この疑問にも答えが出ました。
乃木たちはタイで新庄とチョッキーを確保して尋問しましたが、2人は黒須を含む別班員5人の拉致事件には直接関与していませんでした。
そのため、新庄とチョッキーを拉致事件の首謀者とする説は外れです。
一方、第12話では、
新庄とチョッキーのさらに上に人物や組織がいる可能性
も考えていました。
第13話で野崎が浮上し、さらにその先に別の組織が存在する可能性が示されたため、この部分についてはかなり近い予想だったと考えています。
第12話の謎④ 空港映像を加工した人物は誰?
太田梨歩でも、最初は空港映像の加工を見破れませんでした。
第13話予告では、太田が「特殊なプロトコルを使って国内の別の場所へ侵入」と説明しています。
新庄側には、太田と同等か、それ以上の技術を持つハッカーがいるのでしょうか。
それとも、警察や別班のシステムへ正規の権限で入れる人物が、内部から映像を書き換えているのでしょうか。
第13話の「最大の裏切り者」は、このシステム侵入者を指している可能性があります。
【第13話放送後追記】
第13話では、新庄の逃亡経路を追う際に使われた茨城空港の映像ノイズに、東条翔太が関わっていたことが判明しました。
第12話では、太田と同等以上のハッカー、または警察内部からシステムへ入れる人物を疑っていました。
実際にサイバー犯罪対策課の東条が関与していたため、国内の警察関係者が映像工作へ関わっているという方向性は当たっていました。
ただし、東条がなぜノイズを仕掛けたのか、誰から指示を受けていたのかまでは、まだ判明していません。
第12話の謎⑤ 乃木の自宅を見ていた人物は誰?
第12話では、乃木と薫がジャミーンの学校について話している場面が、外側から見られているような不穏なカットで描かれました。
単なる場面転換の演出にも見えますが、薫とジャミーンが何者かに監視されている可能性もあります。
敵が別班員の家族まで調べているなら、乃木の大切な2人が狙われる展開も考えられます。
第11話で乃木が野崎へ別班員の家族の警護を頼んだことも、この展開につながるかもしれません。
【第13話放送後追記】
第12話では、乃木の自宅を外から見ているような映像について、薫とジャミーンが敵に監視されている可能性を考えていました。
しかし、画面には「陸上自衛隊 特殊作戦群」の監視ポイントであることを示す表示があり、敵側の監視ではなく、薫とジャミーンを守るための警護・監視だったと考えるのが自然です。
そのため、「敵が薫とジャミーンを監視している」という予想については、現時点では外れと考えます。
第12話の謎⑥ 謎のタトゥー男は今後も登場する?
乃木がホテルのレストランで別班員を待っている場面では、Fが一人のタトゥー男へ注目します。
男は乃木へ鋭い視線を向けていましたが、Fは目立つタトゥーを理由に、派遣された別班員ではないと判断しました。
しかし、乃木はタイではタトゥーがファッションの一部であり、見た目だけでは判断できないと考えています。
男を演じたのはタイ人俳優のPattarapol Kantapojさんですが、役名や所属は明かされていません。
現時点では、新庄・チョッキー側の監視役だった可能性をやや高く見ています。一方、長野専務や別班側が配置した現地協力者だった可能性も残ります。
タトゥー男を演じる俳優や、新庄側・長野側それぞれの正体説については、以下の記事で詳しく考察しています。
→ 【VIVANT】謎のタトゥー男は誰?俳優の正体と新庄側・長野側説を考察
【第13話放送後追記】
謎のタトゥー男は、第13話で再登場しました。
第12話では、新庄・チョッキー側の監視役をやや高く見ながら、長野専務や別班側の現地協力者という可能性も残していました。
結果は、長野専務側。
タトゥー男は、新庄とチョッキーが逃走に使った救急車の運転手として現れ、2人を眠らせた後、
「2人確保。集合地点に向かいます」
と長野へ報告しました。
つまり、第12話で数秒だけ登場したタトゥー男は、長野専務がタイで動かしていた現地エージェントだったことになります。
VIVANT第12話を見た感想
第12話で最も驚いたのは、やはり長野専務が別班員として現れた場面でした。
第1シーズンから別班説はありましたが、太田梨歩との不倫が判明したことで、長野に関する疑惑は一度終わったように見えました。
しかし、不倫という強い情報を見せることで、視聴者の目を本当の正体からそらしていたことになります。
また、第11話の記事で長野専務を最有力候補としていたため、ホテルのドアが開いた瞬間は、
やっぱり長野だった!
と素直にうれしくなりました。
防衛大学校出身、経歴の空白、東南アジアへの出張という材料が、きれいに別班員の正体へつながっています。
ただ、今回で長野のすべてが分かったわけではありません。
むしろ別班員だと判明したことで、
- 太田梨歩との関係
- 丸菱商事へ入った目的
- 乃木を以前から知っていたのか
- 櫻井とどのような関係なのか
- 本当に乃木の味方なのか
という新たな疑問が増えました。
また、線状降水帯のニュースが新庄の偽装映像を見破る鍵になった展開も、『VIVANT』らしい伏線回収です。
何げなく流れていたニュースまで後の捜査につながるため、今後は背景の映像や会話も見逃せません。
VIVANT第13話の予告と展開を考察
第13話は2026年8月9日に放送されます。
番組情報では「序盤戦の大クライマックス回」とされ、別班員奪還と事件の首謀者に迫る69分拡大放送です。
予告映像には、
- 最大の裏切り者
- 特殊なプロトコル
- 国内の別の場所から侵入
- 「国内? 一体誰なんだ」と驚く乃木
- 神妙な表情をする長野専務
などが登場しています。
第13話考察① 最大の裏切り者は東条翔太?
現時点で最も疑わしい人物の一人が、警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太です。
東条は第12話で、ノゴーン・ベキについて話す際、なぜか「ベキ様」と敬称を付けて呼んでいました。
さらに、第1シーズンの東条の部屋に大量に置かれていたウルトラマングッズが消え、第2シーズンでは『タイガーマスク』のポスターやフィギュアへ変わっています。
タイガーマスクこと伊達直人は、正体を隠しながら孤児を支援した人物です。
孤児を救うために活動していたベキやテントの思想と重なるため、東条がベキへ共感し、新庄をサイバー面から支援している可能性があります。
一方、タイガーマスクは悪の組織「虎の穴」を裏切った人物でもあります。
東条が本当に日本を裏切ったのか、それとも新庄側へ潜入している二重スパイなのかは、まだ断定できません。
「ベキ様」発言やタイガーマスクの意味、公式動画で新庄と東条の名字が並んでいた伏線については、以下の記事で詳しく考察しています。
→ VIVANT東条翔太が最大の裏切り者?「ベキ様」とタイガーマスクの伏線を考察
【第13話放送後追記】
第13話で「最大の裏切り者」が判明しました。
放送前には、「ベキ様」発言やタイガーマスク、高いサイバー技術などから東条翔太を最有力候補としていましたが、最大の裏切り者として浮上したのは野崎守でした。
そのため、「最大の裏切り者=東条」という予想は外れです。
ただし、東条が完全に無関係だったわけではありません。
第13話では、新庄の逃亡経路を追う際に見つかった茨城空港の映像ノイズに東条が関わっていたことが判明しました。
つまり、「最大の裏切り者」という予想は外れたものの、東条が何かを隠しているという読みは一部当たっていたことになります。
なぜ東条がノイズを仕掛けたのか、野崎とどのようにつながっているのか、「ベキ様」発言やタイガーマスクの意味については、まだ完全には回収されていません。
第13話考察③ 裏切り者は別班本部の内部にいる?
別班員5人の本名、入院先、黒須の居場所を同時に把握できる人物は限られます。
候補として考えられるのは、
- 櫻井司令
- AIハヤトの管理者
- 別班本部の技術担当者
- 長野を含む上級別班員
- 政府や自衛隊内部の関係者
です。
新庄が情報を売ったとしても、その情報を最初に持ち出した人物が別にいる可能性があります。
「最大の裏切り者」という表現を考えると、乃木や櫻井が長く信用していた人物が敵側だった展開になりそうです。
【第13話放送後追記】
第13話では、「最大の裏切り者」が別班本部の人間だったという展開にはなりませんでした。
別班員5人の情報流出へつながる人物として浮上したのは、公安の野崎守です。
そのため、櫻井司令や別班本部の技術担当者、長野専務などを疑ったこの予想については、現時点では外れといえます。
一方、別班員5人の極秘情報がどのような経路で野崎へ渡り、野崎がなぜその情報を売ったのかについては、第13話でもすべて明かされていません。
別班内部に野崎へ情報を渡した人物が別にいる可能性まで完全に消えたわけではないため、情報流出の経路については引き続き注目です。
第13話考察④ 野崎または公安内部の人物?
新庄は元公安で、警察の監視や出国記録をかいくぐっています。
公安内部に新庄を助ける人物が残っていなければ、ここまで自由に動くのは難しいでしょう。
野崎自身が裏切り者とは考えにくいものの、野崎の上司や東条を含む公安・警察関係者の中に、新庄の協力者がいる可能性があります。
第11話から残る野崎のイヤホンの違いも、まだ説明されていません。
第13話で国内の協力者が判明すれば、イヤホンの謎にもつながるかもしれません。
【第13話放送後追記】
この考察は、第13話で大きくひっくり返されました。
放送前には「野崎自身が裏切り者とは考えにくい」としていましたが、実際に「最大の裏切り者」として浮上したのは、その野崎守でした。
太田たちが調べた結果、新庄がノゴーン・ベキを脱獄させた時間帯に、公安・外事第4課の和久井俊介の携帯電話から発信があったことが判明。
そして、その携帯電話を使っていたのが野崎でした。
さらに調査を進めた結果、別班員5人の情報流出へつながる人物としても野崎が浮上します。
第12話放送時点で野崎本人を候補からほぼ外していたため、ここは完全に予想を裏切られました。
ただし、第13話終了時点でも、野崎が本当に日本を裏切ったのかはまだ分かりません。
野崎が敵組織へ潜入するために「裏切り者」を演じている二重スパイ説については、第13話の記事で詳しく考察しています。
→ 【VIVANT第13話考察】最大の裏切り者は野崎!二重スパイ説と第14話「最大の宿敵」を考察
第13話考察⑤ 新庄を確保しても事件は終わらない?
乃木と長野は、第13話で新庄の潜伏先へ踏み込むと考えられます。
しかし、新庄を確保しても、
- 拉致された5人の居場所
- 拉致を命じた人物
- 謎の部隊の所属
- チョッキーの取引相手
- 国内の裏切り者
がすべて判明するとは限りません。
新庄は首謀者ではなく、複数いるモニターの一人にすぎない可能性があります。
第13話では新庄確保から国内の裏切り者が判明し、その裏にいるさらに大きな組織へ物語が広がると予想します。
【第13話放送後追記】
この予想は、第13話でほぼそのままの展開になりました。
乃木、長野、ドラムたちはタイで新庄とチョッキーを確保。
しかし、2人を尋問しても黒須を含む別班員5人の居場所にはつながりませんでした。
新庄とチョッキーは今回の別班員5人の拉致事件に直接関与しておらず、新庄を確保しても事件は終わりません。
その後、日本国内の調査から野崎が浮上し、物語はさらにその背後にいる組織へ広がっています。
第12話で予想した、
新庄確保 → 国内の裏切り者判明 → さらに大きな組織へ
という流れにかなり近い展開となりました。
ただし、黒須たち別班員5人の居場所や拉致した組織の正体は、第13話終了時点でも完全には判明していません。
VIVANT第12話のあらすじ・考察まとめ【13話放送前】
『VIVANT』第12話では、アリへの尋問から新庄の逃亡先を追い、タイ・バンコクへたどり着くまでが描かれました。
重要なポイントは次のとおりです。
- アリは新庄をテントのモニターへ引き入れていた
- アリは新庄の現在の潜伏先を知らないと答えた
- 線状降水帯のニュースから空港映像の偽装が判明した
- 新庄はチョッキーとタイへ逃亡していた
- チョッキーもテントのモニターだった
- 乃木とドラムが新庄の潜伏先を絞り込んだ
- 新たな別班員は長野利彦専務だった
- 黒須を含む別班員5人はまだ救出されていない
- 第13話では「最大の裏切り者」が判明する可能性がある
第11話の記事で予想した長野専務の別班説は、見事に的中しました。
一方、長野が乃木の味方なのか、新庄が拉致事件の首謀者なのか、国内からシステムへ侵入した人物は誰なのかは、まだ判明していません。
第13話では、新庄確保の行方だけでなく、別班または警察内部に潜む「最大の裏切り者」に注目です。
【第13話放送後追記】
第13話では、第12話放送後に考察していた謎のいくつかについて答えが判明しました。
最も大きな答え合わせは「最大の裏切り者」です。
東条翔太を最有力候補としていましたが、実際に浮上したのは野崎守でした。
この本命予想は外れです。
ただし、東条も茨城空港のノイズに関わっていたことが判明したため、「東条が何かを隠している」という考察については一部当たっていました。
また、第13話では、
- 長野専務は1987年から別班員だった
- 空白の2年間は別班員になるための期間だった
- 薬物依存と更生施設への入所は偽装だった
- 長野は太田梨歩との不倫を否定した
- タトゥー男は長野専務の現地エージェントだった
- 新庄とチョッキーは別班員5人の拉致に直接関与していなかった
- 茨城空港のノイズには東条が関わっていた
- 最大の裏切り者として野崎が浮上した
ことも明らかになりました。
一方、
- 黒須たち別班員5人の現在地
- 5人を拉致した本当の目的
- 野崎が別班員の情報を売った本当の理由
- 東条がノイズを仕掛けた理由
- 野崎が本当に日本を裏切ったのか
については、第13話終了時点でも完全な答えは出ていません。
特に野崎については、第1シーズンで乃木が敵を欺いてテントへ潜入した展開や、「スネイプ先生」の伏線を考えると、敵組織へ入り込むために裏切り者を演じている可能性も残っています。
第13話の詳しいあらすじ、野崎の二重スパイ説、第14話で姿を現す「最大の宿敵」については、以下の記事で詳しく考察しています。