VIVANT第13話で浮上した野崎の裏切りと二重スパイ説、別班員5人の情報を売った目的を考察するアイキャッチ

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【VIVANT第13話考察】野崎は二重スパイ?別班5人を売った本当の目的は

2026年8月9日に放送された『VIVANT』第13話。

新庄を捕まえ、ようやく黒須たちの居場所が分かると思ったところで、別班員の情報を売った人物として浮かび上がったのは、野崎守でした。

バルカで乃木を何度も助け、ドラムとともに危機を乗り越えてきた野崎。本当に日本を裏切っていたのでしょうか。

第1シーズンの乃木と同じように、敵へ潜入するための行動だったとも考えられます。

ただし、二重スパイだったとしても、黒須を含む5人が本当に拉致され、危険にさらされていることは変わりません。

野崎は何を狙っているのか。そして、乃木だけが拉致されずに残ったのはなぜなのか。

今回はこの疑問を中心に、第13話のあらすじと判明したこと、東条のノイズ工作、新庄への95%判定、野崎が残した言葉を考察していきます。

VIVANT第13話までの簡単なあらすじ

第11話で、黒須駿を含む別班員5人が拉致されました。

国内で療養していた4人だけでなく、バルカに残っていた黒須まで連れ去られています。

AIハヤトは、別班員の情報を漏らした人物が元公安の新庄浩太郎である可能性を、95%と分析。

新庄はテントのモニターで、ベキたちの脱獄を手引きした後、姿を消していました。

第12話では、乃木憂助とドラムがキプロスでアリを拘束。新庄とテントの関係を聞き出し、太田梨歩とともに逃亡先を追います。

空港映像と実際の天候が食い違っていたことから、新庄の出国記録に偽装があると判明。本当の逃亡先は、タイでした。

新庄をかくまっていたのは、テントのモニターでもあるチョッキー。

乃木は新庄確保のため、別班本部へ応援を要請します。

ところが、ホテルのドアを開けて現れたのは、丸菱商事の長野利彦専務。

乃木と長野が互いに驚くところで、第12話は終わりました。

→ VIVANT第12話のあらすじ・考察はこちら

VIVANT第13話のあらすじ

長野専務が別班としての経歴を明かす

乃木と長野は、陸上自衛隊式の敬礼を交わし、それぞれの経歴を伝え合います。

長野は、東南アジア方面を担当する別班員でした。

長野の経歴
1985年防衛大学校を卒業し、陸上自衛隊へ入隊。
1987年心理戦防護課程を経て、別班へ。一橋大学大学院に通いながら、別班の訓練を受ける。
1989年大学院を卒業し、丸菱商事へ入社。

第1シーズンで疑われた、防衛大学校卒業から大学院入学までの空白の2年間は、陸上自衛隊で過ごした時期だったのです。

薬物依存によって更生施設へ入所していたという説明も、別班としての身分を隠すための偽装でした。

単に口裏を合わせただけではなく、調べられても別の経歴が出てくるよう、記録まで用意されていたことになります。

太田との不倫を否定し、妻も別班だと語る

長野に会ったドラムが気にしたのは、太田梨歩との関係でした。

長野は、太田がブルーウォーカーだったことに驚き、不倫関係については「手は一切出していない」と否定します。

画面越しに長野を見た太田も動揺。会社での関係と、今の別班としての立場が、突然つながった場面でした。

さらに長野は、乃木に愛する人がいるのかを尋ねます。

自身の結婚は、出世するうえで必要になった世間体のため。同じ別班員と、戸籍上の夫婦になったのだと説明しました。

一方で、任務に人生を捧げてきた長野は、乃木には愛する人を大切にするよう勧めます。

妻の存在を明かすだけでなく、別班として生きることと、人を愛することについて語ったのが印象的でした。

タトゥー男の正体が判明!新庄とチョッキーを確保

乃木、長野、ドラムは、新庄とチョッキーの確保へ動きます。

逃げ道を探す2人が乗り込んだ救急車。その運転手は、第12話で乃木を見ていたタトゥー男でした。

男は新庄とチョッキーを眠らせ、長野へ身柄の確保を報告します。

つまり、タトゥー男は長野側の現地エージェントだったのです。

レストランでの視線も、ここで意味が変わりました。別班員の候補として気になった人物が、実際に乃木たちの作戦へ加わっていたことになります。

新庄を追い詰めても、別班員の居場所は分からない

乃木とFは、新庄を激しく尋問します。

黒須たちの居場所を知るため、新庄の両親まで持ち出して追い詰めました。

しかし、新庄は別班員の拉致について知らないと訴えます。

チョッキーも、新庄をかくまった理由は彼への愛情だったと明かしました。

2人の供述についてAIハヤトも確認し、新庄とチョッキーは、今回の別班員5人の拉致に関与していなかったと分かります。

新庄は公安を裏切り、ベキの脱獄を助けた人物です。

それでも、別班員を売った犯人ではなかった。ここで、乃木たちが追っていた事件の見え方が変わりました。

東条のノイズ工作と、野崎が借りた携帯電話

太田の解析によって、別班員の情報を売った人物への手掛かりは、日本国内へ向かいます。

さらに、新庄を追う過程で見つかった茨城空港の映像ノイズには、東条翔太が関与していたと判明。

ベキたちの脱獄時の動きを調べると、公安の和久井俊作の携帯電話から発信があったことも分かりました。

ただし、その電話を使っていたのは和久井本人ではありません。

携帯電話を借りていたのは、野崎守でした。

東条の工作と野崎の行動。乃木に近い警察側の人物へ、疑いが向かっていきます。

別班員を売った人物として野崎が浮上する

櫻井司令の許可を受け、AIハヤトが公安内部の情報を調査。

そこから、別班員5人の情報を流した人物として野崎が浮かび上がりました。

乃木は、「何で野崎さんが!」と涙を流します。

野崎のエージェントとして行動してきたドラムも、衝撃を受けました。

乃木たちが行方を追ったときには、野崎はすでに日本を離れていました。向かった先は、イスラエル・エルサレムです。

現地の人物と接触し、ヘブライ語で言葉を交わす野崎。

しかし、何のために別班員の情報へ関わり、何を求めてその地へ渡ったのかは、明かされないままでした。

VIVANT第13話で判明したこと

  • 長野は1987年から別班員。現在は東南アジア方面を担当している。
  • 空白の2年間は陸上自衛隊にいた時期。薬物依存と更生施設の記録は、身分を隠すための偽装だった。
  • 長野は太田との不倫を否定。太田がブルーウォーカーだったことには驚いていた。
  • 長野の妻も別班員。長野の説明では、出世に必要な世間体のために籍を入れた。妻の名前や役職は未判明。
  • タトゥー男は長野側のエージェント。新庄とチョッキーの確保に協力した。
  • 新庄とチョッキーは、別班員5人の拉致には関与していなかった。
  • 東条は茨城空港の映像ノイズに関与。その理由は、まだ説明されていない。
  • 和久井の携帯電話を借りていたのは野崎。その後の調査でも、別班員の情報流出が野崎へつながった。
  • 野崎はイスラエルへ渡っていた。現地での接触相手や行動の目的には謎が残る。

第13話で浮かび上がったのは、野崎が別班員の情報流出に関わっていたという事実です。

その目的まで判明したわけではありません。ここからは、分かったことと、まだ説明されていないことを分けて考えていきます。

VIVANT第13話で新たに生まれた謎・疑問

第13話の謎① 野崎は本当に日本を裏切った?二重スパイの可能性は?

やはり、最も気になるのは野崎です。

第13話の最後を見れば、乃木やドラムが裏切られたと感じるのは当然でしょう。

しかし、別班員の情報を渡した目的が、敵組織への潜入だった可能性は残っています。

第1シーズンでは、乃木自身が仲間を撃ち、別班を裏切ったように見せてテントへ入り込みました。

そのとき、野崎に伝えたのがスネイプ先生の名前です。

表面上の行動だけでは、本当の立場を判断できない。野崎は、乃木が残したその意味を読み取った側でした。

今度は野崎が同じように、乃木には裏切りとしか見えない行動を取りながら、別の目的で動いているのでしょうか。

現時点では、大きく3つの見方ができます。

  • 野崎が本当に敵側へ情報を売り、日本を裏切っている。
  • 野崎が敵へ潜入するため、本物の情報を渡して信用を得ようとしている。
  • 何者かが記録を操作し、野崎を裏切り者に見せている。

私は、2つ目の可能性を最も気にしています。

第1シーズンでの乃木との関係や、これまで人を助けてきた野崎の姿を考えると、単に金銭目的で仲間を売った人物には見えないからです。

ただし、野崎を信じたい気持ちだけで結論を出すこともできません。5人が拉致された現実を、どう説明するのかが残ります。

【その後】野崎が何を目的に動いていたのかは、第15話で大きく明らかになります。

→ VIVANT第15話のあらすじ・考察はこちら

第13話の謎② 潜入作戦だとしても、なぜ5人を危険にさらした?乃木だけ残った理由は?

野崎が二重スパイだったとしても、それだけでは安心できません。

黒須を含む5人は、本当に拉致されています。

敵へ信用させるためだったという説明で、この危険が消えるわけではありません。

乃木が仲間を撃った第1シーズンと似ていますが、今回は5人が敵の手の中にいます。野崎が救出を計画していたとしても、予定どおりに守れるのかが分かりません。

本物の別班情報を差し出さなければ、敵の内部へ入れなかったのでしょうか。それほどまでに入り込む必要がある組織とは、一体何なのでしょうか。

もう一つ気になるのは、6人のうち乃木だけが拉致されず、救出へ動ける状態で残っていることです。

野崎が情報流出へ関わったのなら、乃木を残したことにも意図があったのかを考えたくなります。

野崎が敵の内側へ入り、乃木が外側から仲間を助ける。その形を見越していた可能性はあるでしょう。

一方で、単に乃木の所在や行動を押さえられなかっただけかもしれません。乃木が残ったこと自体を、救出計画の証拠にはできません。

もし本当に作戦だったのなら、野崎は5人が無事に戻れる手段まで考えているのか。

野崎の目的が日本を守ることだったとしても、仲間をどこまで危険にさらしてよいのかという問題は残ります。

ここは、野崎二重スパイ説を考えるうえで、避けて通れない部分だと思います。

第13話の謎③ 野崎はなぜイスラエル・エルサレムへ向かった?

野崎は、日本を離れた後、エルサレムで誰かと接触しています。

その行動を見ると、ただ身を隠すために出国したというより、会う相手や目的が決まっていたように見えます。

考えられるのは、別班員の情報を渡した相手への報告。あるいは、取引を終えて次の段階へ進むための接触です。

逆に、野崎が潜入中なら、ここからが本来の任務だったとも考えられます。

新庄を追えばタイへたどり着く。しかし、野崎の行き先はイスラエル。

この違いからも、新庄の逃亡を追う話と、5人を拉致した組織を追う話が、ようやく分かれて見えてきた気がします。

ただし、イスラエルで会ったからといって、相手がイスラエルの政府機関だとは限りません。ヘブライ語で話したことだけで、所属まで決めることもできないでしょう。

何者と、何を約束していたのか。

野崎の本当の立場を知るには、この接触の中身が欠かせません。

【その後】野崎が向かった先と、別班員を巡る組織の存在は、第14話で詳しく描かれます。

→ VIVANT第14話のあらすじ・考察はこちら

第13話の謎④ 東条はなぜ茨城空港の映像にノイズを入れた?

第12話では、東条の「ベキ様」発言とタイガーマスクの部屋が気になりました。

第13話では、さらに具体的な行動として、茨城空港の映像ノイズへの関与が判明します。

これは、ベキへ好意を持っているだけでは説明できません。

東条は、誰に何を見せないために映像へ手を加えたのでしょうか。

新庄の逃亡を助けるためだったのか。野崎に頼まれたのか。それとも、自分の意思とは違う事情で動いていたのか。

野崎の名前が出たことで、2人の行動がつながっていた可能性も高く感じられます。

ただし、ここで混同したくないのは、茨城空港のノイズと、雨の矛盾から発覚した新富士空港の映像偽装です。

どちらも捜査を難しくした工作ですが、東条がノイズに関与したことだけで、別の映像加工まで全部担当したとは言い切れません。

さらに、空港映像への工作と、別班員の情報を売る行為にも違いがあります。

東条が何をしたかは見えてきました。次に知りたいのは、誰から何を聞かされ、どこまで分かったうえで協力したのかです。

【その後】東条が動いた理由や、タイガーマスクの部屋については、第15話で説明されます。

→ VIVANT第15話のあらすじ・考察はこちら

第13話の謎⑤ 野崎はなぜ和久井の携帯電話を借りた?

野崎へつながる重要な手掛かりが、和久井の携帯電話でした。

なぜ自分の携帯ではなく、部下のものを借りたのでしょうか。

まず考えられるのは、自分の端末に通信の履歴を残したくなかったという理由です。

一方で、自分の端末を誰かに見られていると警戒していた可能性もあります。何かを隠すために借りる場合と、監視を避けて連絡するために借りる場合では、意味が変わります。

さらに、借りたことまで後から調べられる形だったなら、乃木たちがたどり着ける手掛かりを、あえて残したという見方もできるでしょう。

ただ、端末の不調など、もっと単純な事情だった可能性も捨てられません。

他人の携帯を使ったことだけで、秘密の合図だったと決めるのは早そうです。

また、携帯の持ち主が和久井だからといって、その通話内容まで和久井が知っていたとは限りません。

誰の端末だったかと、誰が使い、何を伝えたか。ここは一つずつ確認しておきたいところです。

第13話の謎⑥ 野崎はなぜ太田の顔と声を隠させた?誰の目を警戒していた?

野崎が裏切り者として浮上すると、第12話で太田の顔や声を隠させた指示も気になります。

別班と協力しているブルーウォーカーの正体を、通信先へそのまま出さない。

普通に考えれば、協力者を守るための用心です。

しかし、野崎が別班の情報を敵へ渡しているのなら、なぜ太田については、わざわざ身元が分からないようにしたのでしょうか。

乃木の信用を保つため、味方らしい助言を続けていたとも考えられます。

それでも私は、野崎が通信の向こうにいる人物だけでなく、そのやり取りを、別の誰かが見ている可能性を警戒していたのではないかと感じました。

目の前の相手を信用できても、その部屋や機器まで安全とは限りません。

もし野崎自身が監視されていると知っていたなら、あの指示は、乃木たちへ事情を説明できない中での精いっぱいの保護だったのかもしれません。

第13話の最後だけを見ると野崎は敵に見えます。それでも、それ以前に誰を守ろうとしていたのかまで振り返ると、まだ単純には判断できないと思います。

第13話の謎⑦ 野崎はなぜ、乃木にチンギスを頼るよう伝えていた?

第11話では、野崎が乃木へチンギスを頼るよう伝えていました。

その後、自分は乃木の前から姿を消し、イスラエルへ渡っています。

順番を考えると、あの言葉は普通の助言以上の意味を持っていたようにも見えます。

野崎は、自分が乃木を助けられなくなることを見越して、別の頼れる相手を示したのでしょうか。

今後、野崎へ直接連絡できなくなっても、チンギスなら乃木を支えられる。

あるいは、野崎の代わりに何かを伝える役割まで、チンギスが担っていたのかもしれません。

ただし、第13話の時点では、2人の間で秘密の段取りが決まっていたとは確認できません。

野崎は、バルカで力を借りるならチンギスが適任だと考えただけだった可能性もあります。

それでも、裏切りが疑われた後に振り返ると、乃木の味方になり得る人物を、野崎自身が残していた点は気になります。

【その後】野崎とチンギスのつながりは、第15話で改めて重要になります。

→ VIVANT第15話のあらすじ・考察はこちら

第13話の謎⑧ 新庄の「95%」は何だった?AIハヤトは何を見落とした?

第11話で、AIハヤトは新庄の関与を95%と分析していました。

しかし実際に捕まえて調べると、別班員の拉致には関わっていなかったと分かります。

新庄はテントのモニターで、ベキを逃がし、出国時にも身を隠す工作をしていました。

疑わしい行動がいくつも重なっていたのは事実です。それでも、その行動をした理由が、別班員の拉致だったとは限らなかった。

新庄は逃亡中の人物だったから、自分を追われないようにしていた。チョッキーは拉致事件の共犯だからではなく、新庄を大切に思っていたから助けた。

本人たちの話を聞く前は見えなかった事情が、判断を変えたのです。

乃木が両親まで持ち出して追い詰めても、新庄の供述から拉致への関与は出てきませんでした。

これは野崎の件を見るうえでも気になります。

AIが見つけた行動の記録と、その人物が何を考えていたかは、分けて考えた方がよさそうです。

新庄の分析が変わったから、野崎の情報も全部間違いだとは言えません。ただ、数字や人物名が出た時点で、動機まで分かったと思い込むのは早いでしょう。

第13話の謎⑨ ドラムは、野崎と乃木のどちらを信じる?

第13話の最後は、乃木の涙に目が行きます。

しかし、ドラムにとっても、野崎が裏切り者として出てくるのは重い出来事だったはずです。

ドラムは、野崎のエージェントとして行動してきました。

その野崎を疑い、場合によっては追うことになる。単に捜査対象の名前が変わっただけでは済みません。

よく知っている野崎の姿と、目の前に突きつけられた情報が食い違っている。

ここでドラムが何を選ぶのかが気になります。

野崎への信頼から、乃木を止めようとするのでしょうか。それとも、本当の事情を知るために、乃木と一緒に追い続けるのでしょうか。

私は、ドラムが野崎をよく知るからこそ、乃木が見落とす言葉や行動の意味に気づく可能性があると思います。

野崎を信じることと、野崎の行動を調べることは、必ずしも矛盾しません。

信じたい相手だからこそ、自分の目で確かめに行く。

ドラムがそんな選択をするなら、これからの乃木にとっても、大きな支えになりそうです。

第13話の謎⑩ ジャミーンは、野崎の何を感じ取っていた?

野崎の裏切りが浮上して、改めて思い出したのがジャミーンです。

第1シーズンから、乃木や薫には心を開く一方で、野崎には距離を置くような反応を見せていました。

人の善悪を直感的に見抜くとされるジャミーンが、野崎には懐かない。

第13話まで来ると、あの時点で野崎の秘密を感じ取っていたのではないかと考えたくなります。

ただ、ここでも、野崎が単純な悪人だったと結論づけるのは早そうです。

国を守る側の人でも、任務のために誰かを傷つけることはある。笑顔の裏に、強い決意や危うさを抱えていることもあるでしょう。

ジャミーンが感じているのは、その人の所属や任務の正しさではなく、もっと別のものなのかもしれません。

もちろん、ただ慣れるまで時間がかかっているという可能性も残っています。

ジャミーンの態度は気になる伏線ですが、それだけで野崎の有罪を決めることはできません。

野崎の目的が分かったとき、あの反応も同じ意味で受け取れるのか。第1シーズンから続けて注目したい謎です。

第13話の謎⑪ 同じ丸菱商事にいた2人が、互いの正体を知らなかったのはなぜ?

長野と乃木は、会社では専務と社員の関係です。

それほど近くにいても、互いが別班員だとは知らなかった様子でした。

長野は太田の正体にも驚いています。別班に所属しているからといって、ほかの任務や協力者の情報まで共有されているわけではないのでしょう。

必要な情報だけを、それぞれが知る。

誰か1人の身元が割れても、組織全体が芋づる式に知られないようにする仕組みだと考えれば納得できます。

だからこそ、今回の拉致事件が異常に見えます。

同じ会社にいる別班員さえ互いを知らないのに、敵は黒須を含む5人の所在を把握していました。

ばらばらに守られていた情報を、どこでまとめて手に入れたのか。

野崎の名前が出た後も、最初に情報へ触れた経路や、その範囲は確認する必要があります。

長野の登場は、味方が増えた場面であると同時に、今回漏れた情報の重大さを示す場面でもあったように思います。

第13話の謎⑫ 長野は太田をどこまで守っていた?ブルーウォーカーだと知らなかったのか

第12話の終わりでは、長野が別班なら、太田の能力を知って近づいたのではないかとも考えられました。

しかし、第13話の長野は、太田がブルーウォーカーだと知って驚いています。

この反応と説明をそのまま受け取るなら、ハッカーとして利用するために接触していた、という見方は弱くなります。

そうなると気になるのは、長野が会社での太田をどこまで見ていたのかです。

何か困り事を抱えているとは気づいていたのか。山本との関係や、脅されていた事情まで把握していたのでしょうか。

長野が別班だったからこそ、周囲が見過ごす異変に気づいていた可能性はあります。

ただ、太田を気にかけていたことと、彼女に起きていた出来事をすべて知っていたことは、同じではありません。

また、長野が不倫を否定したからといって、太田の気持ちまで一言で説明できるわけでもないでしょう。

太田にとって長野は、会社の上司以上に、いざというときに頼れる相手だったのかもしれません。

そう考えると、画面越しに長野を見た太田が言葉を失った場面は、単に知り合いが現れた驚きより、ずっと複雑に見えます。

第13話の謎⑬ タトゥー男は、いつから乃木たちを見ていた?

第12話のタトゥー男は、乃木へ敵意を向けているようにも見えました。

しかし、第13話では長野の指示で新庄たちを確保しています。

そうなると、レストランで乃木を見ていたのも、これから協力する相手を確認していたからなのでしょうか。

少なくとも、乃木が長野と合流する前から、現地には長野側の協力者がいたことになります。

ここで面白いのは、Fが男を気にしたことです。

別班員本人ではなかったとしても、作戦に関係する人物へ目を向けていた。あの視線は、まったくの勘違いではなかったわけです。

また、新庄たちは逃げ切ったつもりで救急車へ乗り込み、そこで確保されました。

追跡するだけでなく、相手が自分で選んだつもりの逃げ道を、先に押さえていたということです。

長野の穏やかな印象とは違う、現地での準備と人脈が見えた作戦でした。

第13話の謎⑭ 長野はなぜ乃木に、愛する人を大切にするよう勧めた?

長野が乃木に、愛する人を大切にするよう勧めた場面も印象的でした。

自分は任務を優先し、出世に必要な結婚をした。それでも乃木には、愛する人を大事にするよう勧めています。

長野は、乃木に自分と同じ人生を歩んでほしくないのでしょうか。

乃木には薫とジャミーンがいます。

第1シーズンでは、父親と再会しても、別班として銃を向けなければなりませんでした。ようやく帰る場所ができても、また任務へ出ていくことになっています。

長野はそんな乃木を見て、別班としての能力を保ちながら、人としての幸せも失わずにいてほしいと思ったのかもしれません。

一方で、長野があえて私生活を尋ねたことから、乃木が誰を大切にしているのかを確かめていたという読み方もできます。

その相手は、乃木が苦しい任務に耐える支えにも、敵に狙われる弱点にもなり得ます。

ただ、第13話の言葉を聞く限り、私はまず、長野の後悔から出た助言として受け止めました。

任務のために大切な人と離れる乃木へ、長野は別班員として生きてきた自分の実感を伝えたのかもしれません。

第13話の謎⑮ 長野専務の結婚相手は誰?

長野は、出世に必要な世間体のため、同じ別班員と籍を入れたと話していました。

その相手が年齢的にも櫻井司令だと予想しています。

ただ、第13話では妻の名前も役職も分かっていません。櫻井が妻だと分かる描写もないので、今のところは、そうだったら面白いなという程度の予想です。

長野の私生活が描かれる場面があれば、気にしておきたいところです。

VIVANT第13話を見た感想

第13話は、最後の野崎に全部持っていかれました。

近所のスーパーでたまたま売っていたVIVANTのポテトチップスを食べながら見ていましたが、思わず吹き出してしまいました!

ここで野崎なのか!

新庄を追い、長野と合流し、ようやく仲間の居場所が分かると思ったところで、別の大きな疑問が出てきました。

乃木が涙を流すのも分かります。野崎は、単に一緒に仕事をした相手ではなく、バルカで何度も命を救ってくれた人だからです。

一方、長野専務については、長く残っていた空白の2年間がつながって、ようやく納得できました。タトゥー男を含む現地での作戦も、長野が加わった心強さを感じる場面でした。

ただ、見終わった後に残ったのは、野崎を信じていいのかという迷いです。

二重スパイなら納得できる気はします。それでも、黒須たちが無事に戻ってこなければ、単純に良かったとは言えません。

野崎の目的を知りたい。でも、5人の救出も急がなければならない。乃木は、信じていた相手を追いながら、仲間の命も守らなければならなくなりました。

そして、新庄の件も印象に残ります。

テントのモニターで、逃亡までしていた。疑う材料はそろっていたのに、今回の拉致事件には関わっていませんでした。

怪しく見える行動にも、その人なりの別の理由がある。

新庄についてそれを見せた直後に、野崎の裏切りが出てくる。この順番にも、意味があるように感じます。

今度は野崎について、何をしたのかだけでなく、なぜしたのかまで見て判断したいと思いました。

【第13話視聴時点】VIVANT第14話の展開を考察

ここからは、第13話までの本編と第14話の予告をもとにした考察です。

第14話の公式あらすじでは、野崎が向かった異国の地で、今作最大の宿敵となる組織が待っていることが示されています。

第14話考察① 野崎が接触する相手から、別班を狙う組織が見える?

第13話で野崎の名前は出ましたが、5人を拉致した組織の全体像は、まだ見えていません。

第14話では、野崎が接触した相手との会話から、その目的が分かってくるのではないでしょうか。

予告に登場する、宮下今日子さん演じる女性も気になります。

ただ、最大の宿敵として示されているのは組織です。女性がその頂点にいるのか、幹部や交渉役なのかは、登場の仕方だけでは決められません。

野崎が相手へ何を要求し、相手が野崎へ何を求めるのか。そこから、裏切りに見えた行動の意味も変わってきそうです。

第14話考察② 乃木は野崎を敵と決める前に、残された言葉を読み直す?

私は、乃木がすぐに野崎を倒す方向へ進むより、なぜそんなことをしたのかを確かめようとするのではないかと思います。

乃木自身が、仲間を裏切ったように見せて任務を遂行した経験があるからです。

太田の身元を隠すよう求めた指示や、チンギスを頼るよう伝えた言葉。これらを振り返れば、野崎の行動には、乃木たちを守ろうとしたようにも見える部分が残っています。

もちろん、それだけで疑いは消えません。

野崎を信じたい乃木が、野崎へつながった証拠をどう扱うのか。感情と任務の両方が試されそうです。

第14話考察③ 5人の居場所と、敵が別班を狙った目的は分かる?

野崎の本心と同じくらい、早く知りたいのが黒須たちの居場所です。

新庄を確保しても救出にはつながらなかったため、次は野崎が接触した相手から、5人へたどり着く必要がありそうです。

敵はなぜ、別班員を殺さずに連れ去ったのでしょうか。

機密を聞き出すためなのか。別班との交渉材料にするためなのか。それとも、乃木たちを動かすための人質なのか。

5人が必要とされている理由が分かれば、救出までに何を急ぐべきかも見えてくると思います。

乃木が野崎の目的を追う間も、5人の危険は続いています。長野の経験や現地の協力者、太田の解析をどう生かすのかにも注目です。

→ VIVANT第14話のあらすじ・考察はこちら

VIVANT第13話のあらすじ・考察まとめ

第13話では、長野専務の経歴とタトゥー男の立場が明らかになり、新庄とチョッキーの確保にも成功しました。

しかし、2人は別班員の拉致に関わっていませんでした。

東条のノイズ工作、和久井の携帯電話、公安内部の記録。その先に浮かび上がったのが、野崎守です。

野崎が本当に日本を裏切ったのか、敵へ潜入するために動いているのか。第13話では、その目的までは明らかになっていません。

私は二重スパイの可能性を考えていますが、それだけでは、黒須たち5人を危険にさらした理由まで説明できないと思います。

野崎は何を得るために別班員の情報を渡し、5人をどう救うつもりだったのか。

乃木だけが拉致されずに残ったことや、太田を守るような指示、チンギスを頼るよう伝えた言葉も、本当の目的を考える手掛かりになりそうです。

野崎がエルサレムで接触した相手から、何が見えてくるのか。第14話では、野崎の事情と5人の救出につながる情報の両方に注目したいと思います。

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