2026年8月23日に放送された『VIVANT』第15話では、野崎守が日本を裏切ったのではなく、シンシーへの潜入捜査を行っていたことが判明しました。
第14話の記事では、野崎の裏切りについて「シンシーへ入り込むための潜入作戦ではないか」と予想していました。
結果は、おおむね的中。
ただし、第15話を見て安心できたのは、ほんの一瞬でした。
- 東条へ振り込まれた1億2600万円
- 野崎が口にした円周率「π」
- チンギスから渡された「天網恢恢疎にして漏らさず」のメモ
- 公安内部に仕掛けられたシンシーの監視カメラ
- 櫻井司令が佐野を「善人」と知っていた理由
- 役名不明の別班幹部を演じた金田明夫
- 野崎が同じ店へ通い、トイレへ向かっていた理由
- 野崎の過去に関わるリュウ・ミンシュエンとチョウ・ケイシ
- ドラムがゴルバドで捜している写真の人物
- ドラムのスマートフォンに表示された「野崎を殺す」
- ゴルバドの施設はシンシー本部ではなかったという事実
など、野崎の潔白よりも大きな謎が一気に増えています。
特に気になるのが、1億2600万円と「π」の組み合わせです。
単なる報酬額に見えますが、計算すると第16話で描かれる北朝鮮での諜報活動へつながる数字が現れます。
この記事では、『VIVANT』第15話のあらすじと判明した事実を整理したうえで、1億2600万円の暗号、リュウ生存説、ドラムの写真、櫻井が佐野を「善人」と知っていた理由、金田明夫演じる別班幹部、監視カメラを仕掛けた人物まで詳しく考察します。
※ここからは『VIVANT』第15話のネタバレを含みます。
VIVANT第15話までの簡単なあらすじ
第2シーズンは、黒須を含む別班員5人が何者かに拉致される事件から始まりました。
乃木は新庄を追ってタイへ向かい、そこで丸菱商事の長野専務が東南アジア方面を担当する別班員だったことを知ります。
乃木と長野が合流する際に使ったのが、接触コード「32118」でした。
その後、新庄を確保した乃木たちは、公安内部から別班情報を流した最大の裏切り者が野崎だと知ります。
第14話では、新庄が護送中に撃たれて死亡。野崎は別班員の情報を中国の情報組織シンシーへ売り、見返りとして50億円を受け取っていました。
さらに、野崎はシンシーの責任者ハン・リンシンと接触。黒須たち5人はゴルバドの施設へ集められます。
そして、国外逃亡を図った東条を乃木が発見したところで、第14話は終了しました。
→ 第14話の詳しいあらすじと放送前考察は、VIVANT第14話考察に残しています。
VIVANT第15話のあらすじ
Fの尋問に東条がすべてを話す
乃木に捕まった東条の前に現れたのは、乃木の別人格であるFでした。
宙づりにされた東条は、Fから尋問を受けると、ほとんど抵抗する間もなく失禁。そのまま野崎に協力していた理由を話し始めます。
東条は過去のサイバー犯罪を野崎に知られ、その事実を材料に脅されていました。
乃木をロシアへ誘導したことも、野崎の国外逃亡を手助けしたことも、自分の意思ではなかったと説明します。
東条の部屋からシンシーの監視カメラが見つかる
東条は、自宅に置かれたある物を不自然に気にしていました。
太田梨歩が調べたところ、それは中国製の超小型監視カメラで、シンシーが使用する特殊な機種だと判明します。
つまり、東条は野崎に脅されていただけでなく、シンシーからも常に監視されていたことになります。
カメラを取り外した直後、東条の口座には野崎から1億2600万円が振り込まれました。
Fが再び背後から現れると、東条は恐怖で二度目の失禁。
第15話の東条は、いくらなんでも漏らしすぎではないでしょうか。
タイガーマスクだらけの部屋にも答えが出る
第1シーズンではウルトラマンのグッズが並んでいた東条の部屋は、第2シーズンでタイガーマスクだらけに変わっていました。
東条によると、ベキの話を聞いてファンになり、そこからタイガーマスクを思い出したとのこと。
孤児院を支援したタイガーマスクと、テントの収益を孤児救済へ使ったベキを重ねていたわけです。
少なくとも部屋の模様替えについては、第15話でほぼ答えが出たと考えてよさそうです。
ドラムは薫とジャミーンのもとを離れてゴルバドへ
野崎の裏切りを知ったドラムは、食事も喉を通らないほど落ち込んでいました。
ドラムの異変を感じたジャミーンも、心配そうに涙を流します。
ただし、ジャミーンが野崎の裏切りについて聞かされた描写はありません。
乃木がドラムに野崎をどう思うか尋ねると、ドラムはスマートフォンへ文章を打ち込みます。
乃木が途中で会話を遮ったため音声では流れませんでしたが、画面には「野崎を殺す」と表示されていました。
ドラムは野崎を信じたい一方、別班員5人を売ったと知り、強い怒りも抱えていたのでしょう。
やがてドラムは、ある人物の写真を持ってゴルバドへ向かい、現地の人々に写真を見せながら行方を捜し始めます。
写真の人物が誰なのかは、第15話でははっきりと明かされませんでした。
現地の別班員が野崎とドラムを監視
エルサレムでハンと接触する野崎を撮影していた女性は、シンシー側ではなく、現地で活動する別班員でした。
女性の名前は明かされていませんが、その後も野崎の動きを追い、ゴルバドに現れたドラムの姿も別班側へ報告しています。
つまり、この女性については所属不明の謎の人物ではなく、野崎とシンシーを監視する現地の別班員と考えてよさそうです。
チンギスが乃木へ謎のメモを渡す
乃木は、野崎から以前伝えられていた言葉を思い出し、バルカ警察のチンギスと接触します。
チンギスから渡されたメモに書かれていたのは、
「天網恢恢疎にして漏らさず」
という言葉でした。
悪事を働けば必ず天罰を受けるという意味で使われることわざですが、乃木はこの中の「網」に注目します。
野崎は、シンシーが張り巡らせた監視の網を調べるよう、遠回しに伝えていたのです。
公安内部もシンシーに監視されていた
東条と太田が警察内部を調べると、外事第4課やサイバー犯罪対策課などから、同じ超小型カメラが次々と見つかります。
公安がシンシーを追っていたつもりで、実際には公安側の会話や動きがシンシーへ筒抜けになっていました。
野崎の潜入捜査が佐野以外に知らされていなかったのも、内部に情報を置けばシンシーへ漏れる危険があったからだと考えられます。
別班が佐野公安部長を確保
別班は東条を使って佐野公安部長をおびき出し、その身柄を確保します。
別班の施設では、櫻井司令に加えて9人の幹部が佐野の尋問を見守っていました。
幹部の一人を演じていたのが金田明夫です。現時点で役名や別班内での役職は明かされていません。
金田明夫演じる幹部はボイスチェンジャーで声を変え、表の諜報機関と裏の諜報機関のトップが接触する異例の事態について、国防上の危機だと判断したためだと佐野へ説明しました。
さらに櫻井は、佐野が「善人」であることは承知していると断言します。
佐野が、なぜ自分を善人だと知っているのかと問い返しても、櫻井は理由を明かしませんでした。
佐野は当初、野崎について何も話そうとしません。
しかし最後に、
「野崎も私も、日本を裏切ったわけではない」
「現在、彼は潜入捜査の任に就いている」
と真実を明かします。
野崎の5年前の任務と2人のエージェント
佐野によると、野崎は5年前、北京の日本大使館にリエゾンとして駐在していました。
表向きは組織間の連絡係ですが、裏では北朝鮮の弾道ミサイルに関する諜報活動を行っていたようです。
そこで野崎のエージェントとして動いていたのが、
- リュウ・ミンシュエン(劉銘軒)
- チョウ・ケイシ(張競士)
の2人でした。
リュウは、第1シーズンで野崎が乃木に「昔の部下に似ている」と語った人物だと考えられます。
2人の名前が明かされたところで、第15話は終了しました。
VIVANT第15話で判明したこと
野崎と佐野は日本を裏切っていなかった
第15話最大の答えは、野崎と佐野が日本を裏切っていなかったことです。
野崎が別班員5人の情報をシンシーへ渡し、50億円を受け取ったのは、裏切ったふりをしてシンシー内部へ入り込むためでした。
第14話の記事で予想した「野崎の潜入捜査説」は、ここで的中したことになります。
ただし、目的が日本を守るためだったとしても、黒須たち5人が実際に拉致され、拷問を受けている事実は変わりません。
野崎は善人だったというより、任務のためなら味方を犠牲にする覚悟を持った公安の人間だったと考えるべきでしょう。
AIハヤトの佐野98%は当たっていた
第14話でAIハヤトは、佐野の表情から、佐野が野崎の行動を知っている可能性を98%と分析していました。
佐野は野崎の潜入捜査を知る人物だったため、この98%はほぼ正解です。
一方、新庄を情報漏えい犯とした95%の分析は、その情報だけを見れば外れていました。
AIハヤトは、映像や表情から疑わしい人物を絞ることはできても、その人物が演技をしているのか、誰かに利用されているのかまでは判断できません。
98%が当たったからといって、次の数字もそのまま信じるのは危険です。
タイガーマスクの部屋はベキへの憧れだった
東条の部屋がウルトラマンからタイガーマスクへ変わった理由も明かされました。
東条はベキの孤児救済を知ってファンになり、孤児院を支援するタイガーマスクを連想しただけでした。
大きな裏切りの暗示だと思っていましたが、現時点ではベキへの憧れを表す小さな伏線だったようです。
ゴルバドの施設はシンシー本部ではない
第14話では、野崎と別班員5人が集められたゴルバドの施設がシンシー本部に見えました。
しかし、第15話では本部が別の場所にあることが示されています。
ゴルバドは情報を集め、処理するための拠点にすぎず、ハン・リンシンも組織の頂点ではない可能性が高くなりました。
野崎を撮影していた女性は現地の別班員だった
野崎を一眼レフで撮影していた女性は、シンシーの監視役ではなく、現地で活動する別班員だと判明しました。
名前や詳しい経歴は明かされていませんが、少なくとも敵側の正体不明人物として考察する必要はありません。
VIVANT第15話で新たに生まれた謎・疑問
第15話の謎① 1億2600万円は「π」で解く暗号?
第15話で最も気になる数字が、野崎から東条へ振り込まれた1億2600万円です。
協力への報酬としては、あまりにも中途半端な金額に見えます。
まず、拉致された別班員の人数である5で割ると、
1億2600万円 ÷ 5人 = 1人あたり2520万円
となります。
この2520万円は、一部の自治体の条例で定められている「殉職者賞じゅつ金」の上限額と同じです。
別班は自衛隊の非公認組織であり、実際に同じ制度や金額が適用されると確認されたわけではありません。
それでも、1億2600万円が5人分の殉職補償を意味するなら、野崎は東条への報酬ではなく、拉致された5人が死亡した場合に遺族へ渡す金を託した可能性があります。
あるいは、乃木たちへ「5人全員が死ぬ危険を承知している」と知らせる暗号だったとも考えられます。
そして、もう一つ考えられるのが「π」を使った座標です。
同じ回で野崎は、チンギスに対して円周率を意味する「π」という言葉をわざわざ使っていました。
そこで、1億2600万円を円周率で割ってみます。
126,000,000 ÷ 3.14 = 約40,127,388
この数字を緯度と経度のように区切ると、北緯40度、東経127度付近と読むことができます。
東経127度は朝鮮半島を通り、第16話で明かされる北朝鮮の弾道ミサイルに関する任務とも重なります。
一方、より正確な円周率で計算すると、
126,000,000 ÷ π = 約40,107,046
となり、区切り方によっては北緯40.107度、東経45.659度付近とも読めます。
こちらはコーカサス周辺を示す数字となり、ゴルバドや現在のシンシー拠点を連想させます。
つまり、1億2600万円には、
- 5人で割ると、1人2520万円の殉職者賞じゅつ金
- 3.14で割ると、野崎の5年前の北朝鮮任務
- πで割ると、現在のゴルバド周辺
という、過去と現在の二つの場所が隠されている可能性があります。
もちろん、緯度と経度の区切り方には自由があるため、これだけで暗号だと断定はできません。
それでも、わざわざ1億2600万円という金額と「π」を同じ回に登場させ、第16話で北朝鮮の話へ入る以上、単なる偶然ではない可能性があります。
第15話の謎② 『VIVANT』に登場する数字はすべて怪しい?
1億2600万円だけでなく、第2シーズンでは妙に具体的な数字が繰り返し登場しています。
- 32118:乃木と長野専務が会う際に使われた接触コード
- 6桁のロック解除番号:ハンから渡された逃走用スマートフォンで野崎が入力した数字
- 50億円:野崎が別班情報と引き換えにシンシーから受け取った金額
- 1億2600万円:野崎が東条へ送金した金額
この中でも気になるのが、第14話で野崎がハンから渡されたスマートフォンのロック解除番号です。
画面では野崎が6桁の番号を入力しているように見えますが、指の位置が分かりにくく、「580486」「250476」「528483」など複数の説が出ています。
さらに、6桁の暗証番号なのに8回タップしているようにも見えるため、現時点では正確な番号を特定できません。
単にスマートフォンのロックを解除するだけなら、野崎の手元をわざわざ映す必要はなかったはずです。
この番号自体が別の場所や人物を示しているのか、それとも野崎が監視している誰かへ、数字を見せようとしていたのでしょうか。
第15話の謎③ リュウ・ミンシュエンは本当に死亡した?
リュウ・ミンシュエンは、第1シーズンで野崎が乃木に語った元部下と考えられます。
野崎は、自分がもっと注意していれば死なせずに済んだという後悔を口にしていました。
普通に考えれば、リュウはすでに死亡しています。
しかし、名前だけだった人物に第15話でフルネームと漢字を与え、第16話の中心人物として改めて登場させるのは、過去を説明するためだけでしょうか。
考えられるのは、
- 本当に死亡し、その事件が野崎の潜入捜査の原点になった
- 死亡したと思われているだけで、シンシーに拘束されている
- シンシーへ寝返り、現在は組織の中枢にいる
- 野崎が生存を隠すため、死亡したことにしている
という四つの可能性です。
第2シーズンの中心がシンシーとの戦いなら、リュウの死、あるいは失踪にシンシーが関わっていた可能性が高いと考えます。
第15話の謎④ ドラムが持っていた写真はリュウ?
ドラムがゴルバドで見せていた写真の人物も気になります。
画面だけでは断定できませんが、写真の男性が乃木に似ているようにも見えました。
第1シーズンで野崎は、乃木を見て亡くなった部下を思い出していました。
もし、その部下がリュウであり、写真の人物もリュウなら、
野崎は東条への送金やチンギスへのメモだけでなく、ドラムにも別の任務を託していた
ことになります。
ドラムが写真の人物を見つければ、5年前の事件と現在のシンシーが一気につながるかもしれません。
第15話の謎⑤ ドラムの「野崎を殺す」は本心?
乃木との会話で、ドラムのスマートフォンには「野崎を殺す」と表示されていました。
乃木が途中で遮ったため、音声として読み上げられることはありませんでした。
しかし、視聴者にだけ文字を見せた以上、単なる入力途中の文章では終わらない可能性があります。
ドラムが本気で野崎を裏切り者だと思い、敵討ちのためにゴルバドへ向かったのなら、野崎の潜入作戦を知らないドラムが最大の障害になりかねません。
一方、野崎の人柄をよく知るドラムが、表向きは殺意を見せながら独自に真相を確かめようとしている可能性もあります。
ドラムが持っていた写真が野崎ではなくリュウだとすれば、「野崎を殺す」という言葉と行動が一致しません。
この食い違いこそ、ドラムがまだ何かを隠している証拠かもしれません。
第15話の謎⑥ チョウ・ケイシは味方?裏切り者?
佐野は、リュウだけでなくチョウ・ケイシの名前も出しました。
リュウは第1シーズンから伏線がある人物ですが、チョウは今回初めて名前が出た人物です。
わざわざ2人のエージェントを並べた以上、1人が犠牲者、もう1人が裏切り者という構図も考えられます。
野崎がリュウの死を悔やんでいるなら、その原因を作ったのがチョウだった可能性もあります。
逆に、リュウがシンシー側へ移り、チョウが野崎を守ろうとして犠牲になった可能性も残ります。
第15話の謎⑦ なぜ野崎は乃木を拉致させなかった?
野崎はシンシーへ信用させるため、別班員5人の情報を渡しました。
しかし、最も有名で能力の高い乃木は、その5人に含まれていません。
乃木まで渡してしまえば、シンシーに立ち向かう人物がいなくなります。
野崎は、乃木なら自分の裏切りを疑い、東条、佐野、チンギスの順にたどり着くと読んでいたのではないでしょうか。
別班員5人はシンシーへ入るための手土産であると同時に、乃木を動かすための危険な合図だった可能性があります。
第15話の謎⑧ 「天網恢恢」は野崎が用意した救難信号?
チンギスのメモは、野崎が乃木に直接送ったものではありません。
野崎は以前から、困ったときはチンギスを頼るよう乃木に伝えていました。
つまり野崎は、自分が裏切り者に見える展開まで予想し、乃木が最後にチンギスへたどり着くよう道を作っていた可能性があります。
「天網」の網は、ことわざ本来の意味と、シンシーの監視ネットワークを重ねた二重の暗号です。
さらに、悪事は必ず明るみに出るという意味まで含めれば、野崎自身が「自分の裏切りには別の意味がある」と知らせる救難信号だったとも考えられます。
第15話の謎⑨ シンシー本部は北朝鮮にある?
ゴルバドの施設が本部ではないなら、本当の中枢はどこにあるのでしょうか。
第16話で描かれるのは、5年前の北京と北朝鮮の弾道ミサイルに関する任務です。
さらに、1億2600万円を3.14で割った数字を座標として読むと、北朝鮮周辺が浮かびます。
この二つを合わせると、シンシー本部、あるいはシンシーが守ろうとしている重要施設が北朝鮮にある可能性が出てきます。
シンシーは中国の別班のように説明されていますが、中国だけで活動する組織とは限りません。
北朝鮮のミサイル開発を支える国際的な情報網が、シンシーの本当の姿なのかもしれません。
第15話の謎⑩ ハン・リンシンはシンシーのトップではない?
ハンは野崎との交渉を担当し、別班員5人をゴルバドへ集めました。
第14話だけを見れば、ハンがシンシーの責任者で、ゴルバドが本部に見えます。
しかし、本部が別にあるなら、ハンは情報処理拠点を任された現場責任者にすぎない可能性があります。
野崎はハンを攻略しただけで、まだシンシーの入口に立ったにすぎないのでしょう。
第16話では、ハンの上にいる人物、あるいは5年前から野崎を知る本当の責任者が登場するかもしれません。
第15話の謎⑪ 5年前の任務とハンとの「4年ぶり」の間に何があった?
第14話で、野崎とハンは4年ぶりに酒を飲んだことが分かっています。
一方、第15話で語られ始めた北京での諜報活動は5年前です。
この1年のずれは、単なる時期の違いなのでしょうか。
5年前にリュウとチョウを巻き込む事件が起き、野崎がその1年後にハンへ接触したとすれば、4年前の酒はただの再会ではなく、シンシーを探る最初の一手だった可能性があります。
野崎とハンは昔からの知り合いに見えますが、夫婦や恋人だったことを示す描写はありません。
現在分かっている情報だけなら、北京での任務を通じて知り合った公安・情報機関同士の長い付き合いと考えるのが自然です。
第15話の謎⑫ ハンが気にする孤児院はチンギスにつながる?
第14話でハンは、ベキが運営していた孤児院に強い関心を示しました。
孤児院育ちといえば、ジャミーンだけではありません。
チンギスも内戦孤児として育ち、ベキの孤児院に救われた人物です。
第15話でチンギスが野崎の計画に関わっていたことを考えると、ハンが探っていた「孤児院」は、ジャミーン個人ではなく、チンギスを含む孤児院出身者の人脈だった可能性があります。
ベキに救われた子どもたちが大人になり、警察、政府、情報機関へ入っているなら、それはシンシーにとって無視できないネットワークです。
第15話の謎⑬ 薫とジャミーンを監視しているのは誰?
これまで、薫とジャミーンを外から見ているような不自然なカットが何度かありました。
第12話の映像については、画面に「陸上自衛隊 特殊作戦群」の表示があり、2人を守るための警護・監視だったと考えられます。
しかし、第15話でシンシーが公安内部にまでカメラを仕掛けていたと判明しました。
特殊作戦群の監視映像そのものが安全だとは限りません。
さらにドラムがゴルバドへ向かったことで、薫とジャミーンの近くから最も頼れる護衛が離れました。
薫については現時点でシンシーとの関係を示す決定的な証拠はありません。
それでも、ハンが孤児院に興味を示し、シンシーの監視網が日本国内に張られている以上、薫とジャミーンが再び狙われる可能性は残っています。
第15話の謎⑭ 櫻井はなぜ佐野が「善人」だと知っていた?
佐野の尋問で、櫻井は人間を善と悪に分けるなら、佐野が善人であることは承知していると断言しました。
佐野本人も、なぜそれが分かるのかと強く反応しています。
別班が公安部長の経歴や行動を調査しただけなら、櫻井はそう答えれば済みます。それにもかかわらず、理由を答えられないと濁したのは不自然です。
櫻井と佐野が昔からの知り合い、同級生、元同僚だった可能性もあります。
しかし、もっと気になるのが、佐野を連行する直前に乃木がジャミーンの学校を訪れていたことです。
ジャミーンは、善人か悪人かを直感的に見抜くような人物として描かれてきました。
乃木が佐野の写真をジャミーンに見せ、その反応を櫻井へ報告していたなら、櫻井が佐野を善人だと断言できた理由がつながります。
もちろん、ジャミーンが写真だけで善悪を判断できるのかは分かりません。
それでも、尋問直前にわざわざ乃木とジャミーンの場面を入れた以上、ただ学校へ会いに行っただけとは思えません。
櫻井が佐野を「善人」と知っていたのは、ジャミーンの力を利用したからではないでしょうか。
第15話の謎⑮ 公安内部の監視カメラを仕掛けた人物は誰?
公安内部から見つかった監視カメラがシンシーの使う機種だったとしても、誰が日本国内で設置したのかは明らかになっていません。
シンシーの人間が警視庁へ堂々と入り、外事第4課やサイバー犯罪対策課へ何台ものカメラを取り付けるのは簡単ではないはずです。
考えられるのは、公安内部にいるシンシーの協力者です。
ただし、東条の自宅と複数の部署へ同時に入り込んでいることを考えると、一人の警察官だけで仕掛けたとも考えにくいです。
- 清掃員や設備業者になりすました工作員
- 防犯設備の設置・点検を請け負う会社
- シンシーに脅されている公安関係者
- 最初からカメラを仕込んだ機器の納入業者
こうした複数の経路を使い、シンシーが長い時間をかけて監視網を作った可能性があります。
もう一つ考えられるのが、佐野はカメラの存在に途中で気づいていたが、あえて撤去しなかったという可能性です。
すぐに外せば、シンシーへ監視がバレたと知らせることになります。残したまま偽の情報を見せれば、カメラは敵へ嘘を流す道具にもなります。
第16話以降で追うべきなのは、カメラの性能ではなく、公安内部へ自由に出入りできた人物です。
第15話の謎⑯東条は本当に怖くて漏らしただけ?
東条はいくらなんでも、しょんべんを漏らしすぎです。
最初はFに脅され、本当に恐怖で漏らしたとしても、一度失禁しておけば、次からは何をしても「また怖くて漏らした」と思わせることができます。
ここまで来ると、尿で近くの機械を壊そうとしたのか、着替えを理由に部屋を離れ、その隙に何かを仕込んだのかと疑いたくなります。
さすがにVIVANT脳になりすぎでしょうか。
実際、尿によって機械が壊れた描写はなく、Fへの恐怖を表した笑いの場面と見るのが自然です。
それでも伏線だとすれば、怪しいのは失禁そのものではなく、東条が着替えに行っていた時間です。
第15話の謎⑰ 野崎はなぜ同じ店のトイレへ通った?
野崎がゴルバドで何度も同じ店へ入り、トイレへ向かっていたことも気になります。
シンシーの監視下にいる野崎が、単にお気に入りの店だからという理由だけで同じ行動を繰り返すでしょうか。
最も考えられるのは、トイレが監視カメラの死角になっており、野崎が現地の協力者と情報を受け渡していたという説です。
トイレのタンクや配管の裏へメモや記録媒体を隠し、後から現地の別班員に回収させていた可能性があります。
あるいは毎日同じ行動を繰り返すことで、「自分へ接触するならこの店へ来い」と知らせていたのかもしれません。
野崎が本当に何かを仕込んでいたのなら、怪しいのは店ではなく、毎回わざわざ利用していたトイレです。
第15話の謎⑱ 金田明夫演じる別班幹部は何者?
佐野の尋問を見守る9人の別班幹部の中に、金田明夫の姿がありました。
現時点では役名も役職も不明です。
しかし、ただ座っているだけではなく、ボイスチェンジャーを使って佐野へ話しかけ、表の公安と裏の別班が接触する理由を説明しています。
9人の中で発言を任されたことを考えると、単なる幹部の一人ではなく、別班全体の意思決定に関わる人物かもしれません。
櫻井より上の立場とまでは断定できませんが、櫻井が現場の司令官で、金田明夫演じる人物が組織全体を管理する側なら、第1シーズンでは見えなかった別班のさらに上が描かれることになります。
これほど存在感のある俳優を、名前もない一度きりの役で終わらせるとも思えません。
第16話以降、金田明夫演じる幹部が乃木へ直接命令を出すのか、それとも櫻井や佐野の過去を知る人物として正体を明かすのかに注目です。
VIVANT第15話を見た感想
第15話で野崎が裏切り者ではないと分かり、ひとまず安心しました。
第14話の記事で予想した潜入捜査説も当たっていました。
ただし、野崎が善人だったからすべて解決、とはとても言えません。
黒須たちは実際に拷問を受け、東条は犯罪歴を材料に脅され、ドラムや乃木にも真相は知らされていませんでした。
目的のために仲間を欺き、犠牲にする野崎のやり方は、第1シーズンで乃木がテントへ潜入した方法とよく似ています。
味方だと分かっても、すべてを信用してよいわけではない。
この危うさこそ、野崎らしい部分なのでしょう。
そして、今回一番笑ったのは、やはり東条です。
Fの尋問で漏らし、1億2600万円の入金後にFが現れてまた漏らす。
さすがに、しょんべんを漏らしすぎです。
それでも、太田と協力してシンシーの監視網を見つけたため、第15話で最も重要な仕事をした人物の一人でもあります。
第15話は野崎の裏切りに答えを出す回でしたが、1億2600万円、リュウ、チョウ、ドラムの写真、櫻井の「善人」発言、金田明夫演じる幹部など、次の大きな謎を見せる回でもありました。
【16話放送前予想】VIVANT第16話の予告と展開を考察
第16話では、野崎が5年前に北京で行っていた北朝鮮への諜報活動と、リュウ・ミンシュエン、チョウ・ケイシの物語が描かれる予定です。
ここからは、第15話までの情報をもとに、第16話の展開を予想します。
第16話考察① リュウの死が野崎の潜入捜査の始まり
最も可能性が高いのは、5年前にリュウがシンシーの存在へ近づき、命を落としたという展開です。
野崎はリュウを死なせた責任を感じ、5年間かけてシンシーへ潜入する方法を探してきたのでしょう。
野崎が別班員5人を差し出すほど強引な作戦を実行したのも、リュウの死と同じ失敗を繰り返さないためかもしれません。
第16話考察② リュウは生きてシンシーにいる
一方で、リュウ生存説も捨てきれません。
リュウが現在も生きているなら、ドラムがゴルバドで写真の人物を捜している理由も説明できます。
野崎がシンシーへ潜入した本当の目的は、組織を壊すことだけでなく、かつて救えなかったリュウを取り戻すことなのかもしれません。
第16話考察③ 1億2600万円がシンシー本部の場所を示す
1億2600万円は、東条への報酬ではなく、野崎から乃木側へ送られた暗号だと予想します。
野崎は「π」というヒントを先に残し、数字を割ることで座標を出させようとしたのではないでしょうか。
第16話では、東条と太田がこの数字の意味に気づき、北朝鮮、あるいはコーカサス周辺にあるシンシーの本部候補を特定すると考えます。
第16話考察④ チョウ・ケイシがシンシー側へ寝返る
5年前の事件には、エージェント内部の裏切りがあった可能性があります。
チョウがシンシー側へ情報を流し、リュウの正体が漏れたのであれば、野崎が公安内部の情報管理に極端なほど慎重になった理由も説明できます。
第16話では、リュウとチョウのどちらが味方で、どちらが裏切ったのかが最大の見どころになりそうです。
第16話考察⑤ ゴルバドの別班員救出はまだ始まらない
第16話は5年前の野崎の過去が中心になるため、黒須たちの救出は大きく進まない可能性があります。
ただし、ドラムが現地で写真の人物を見つけ、シンシー施設へ入る手がかりを得るところまでは進むと予想します。
現地の別班員から送られる情報と、ドラムが持っている写真が、救出作戦へつながる手がかりになるでしょう。
第16話考察⑥ 薫とジャミーンがシンシーの標的になる
ハンが孤児院を調べ、ドラムが日本を離れたことを考えると、薫とジャミーンが狙われる展開も考えられます。
ただし、ハンの目的はジャミーン本人ではなく、チンギスを含むベキの孤児院出身者を洗い出すことかもしれません。
ジャミーンの「また一人になってしまう」という言葉も、薫や乃木との別れだけでなく、孤児院を巡る過去へつながる可能性があります。
第16話考察⑦ ジャミーンが佐野を「善人」と判定していた
櫻井が佐野を善人だと断言できた理由は、第16話で早くも説明される可能性があります。
乃木が佐野の写真をジャミーンに見せていたなら、尋問前に学校へ行った場面はその準備だったことになります。
ただし、別班がジャミーンの能力を任務へ利用しているとすれば、乃木が彼女を普通の生活へ戻したいという思いと矛盾します。
櫻井と佐野の過去が明らかになるのか、ジャミーンの力が使われたと判明するのかに注目です。
第16話考察⑧ 金田明夫演じる幹部が別班の上層部として動く
金田明夫演じる人物は、役名を伏せたまま別班幹部として登場しました。
第15話だけの出演なら、9人の幹部全員をここまで印象的に見せる必要はありません。
公安内部へ監視カメラを仕掛けた人物が判明し、公安と別班が正式に協力するとき、金田明夫演じる幹部が組織間の調整役として再び現れると予想します。
VIVANT第15話のあらすじ・考察まとめ【16話放送前】
『VIVANT』第15話では、野崎と佐野が日本を裏切っておらず、野崎はシンシーへの潜入捜査を行っていたことが判明しました。
第15話で判明したことと、残された謎をまとめます。
- 野崎と佐野は日本を裏切っていなかった
- 野崎はシンシーへ潜入するため、別班員5人の情報を渡した
- AIハヤトの「佐野が知っている可能性98%」は当たっていた
- 東条は野崎に脅され、シンシーからも監視されていた
- 公安内部にはシンシーの超小型カメラが仕掛けられていた
- カメラを実際に仕掛けた人物と侵入経路は判明していない
- 櫻井が佐野を「善人」と知っていた理由は、ジャミーンの判定だった可能性がある
- 金田明夫が役名不明の別班幹部として登場した
- 東条のタイガーマスク好きは、ベキの孤児救済から連想したものだった
- 野崎は5年前、北京で北朝鮮の弾道ミサイルを探っていた
- 当時のエージェントはリュウ・ミンシュエンとチョウ・ケイシ
- 1億2600万円と「π」には座標が隠されている可能性がある
- 1億2600万円を5人で割ると、殉職者賞じゅつ金の上限と同じ1人2520万円になる
- 32118は長野専務との合流に使われた接触コードで、数字の由来は未判明
- ゴルバドの施設はシンシー本部ではなかった
- ドラムが持っていた写真はリュウの可能性がある
- ドラムのスマートフォンには「野崎を殺す」と表示されていた
- 野崎を撮影していた女性は、現地で活動する別班員だった
- 野崎が同じ店のトイレへ通ったのは、情報の受け渡しだった可能性がある
- 東条の二度目の失禁は、着替える時間を作る芝居だった可能性も残る
- ハンの「孤児院」はジャミーンだけでなく、チンギスを含む人脈を指している可能性がある
第14話では野崎の裏切りが最大の謎でしたが、第15話で潜入捜査だと判明しました。
しかし、野崎がなぜ5年前からシンシーを追い、別班員5人を犠牲にしてまで潜入しようとしたのかは、まだ分かっていません。
第16話では、リュウとチョウの過去、1億2600万円の意味、本当のシンシー本部がどこまでつながるのかに注目したいと思います。