VIVANT第4話で乃木憂助が別班、山本巧がテントのモニターと判明した展開を考察するアイキャッチ

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【VIVANT第4話考察】乃木の正体は別班!山本がモニター・テントの最終標的は日本?

2023年8月6日に放送された『VIVANT』第4話。

第1話から追い続けてきた巨額誤送金事件が、ついに大きく動きました。

第3話の最後では、丸菱商事の送金システムを改ざんした人物として、

太田梨歩

が浮上。

しかし第4話で明らかになったのは、太田が単純な誤送金事件の黒幕だったという話ではありません。

太田の正体は、世界的な天才ハッカー、

blue@walker(ブルーウォーカー)。

そして太田を利用していた人物こそ、乃木の同期でこれまで味方にしか見えなかった、

山本巧。

山本はテントへ協力する、

「モニター」

だったことが判明します。

さらに第1話からずっと謎だった主人公・乃木憂助の正体も、ついに明らかになりました。

乃木は別班。

しかも、3話まで一度も登場しなかった松坂桃李さん演じる黒須駿も、乃木と同じ別班のメンバーでした。

第4話は、第1〜3話まで見てきた物語の見え方が一気に変わる回です。

ただし、これで謎が解けたわけではありません。

むしろ、

  • テントはなぜ日本を狙っているのか
  • テントのリーダーは誰なのか
  • 乃木はなぜ別班になったのか
  • Fと別班の乃木はどういう関係なのか
  • 野崎は乃木の正体にどこまで近づいているのか
  • 長野専務の過去は本当に説明どおりなのか
  • 別班には乃木と黒須以外に誰がいるのか
  • 新庄が山本と乃木の尾行に続けて失敗したのは偶然なのか
  • 山本はなぜ第3話で乃木へ協力したのか
  • 乃木はなぜ山本を公安へ渡さず処分したのか
  • 宇佐美部長のバルカ赴任歴は伏線なのか

と、新しい謎が一気に増えました。

この記事では、第4話を見終わった時点で分かっていることをもとに、あらすじを振り返りながら気になる謎を考察していきます。

※この記事には『VIVANT』第4話までのネタバレが含まれます。

VIVANT第4話までの簡単なあらすじ

丸菱商事に勤める乃木憂助は、バルカ共和国のGFL社へ1000万ドルを送金する予定でした。

ところが、実際に送られたのは1億ドル。

差額9000万ドルを取り戻すためバルカへ向かった乃木は、謎の男ザイールから、

「お前がVIVANTか?」

と聞かれます。

第2話では公安の野崎守が、

VIVANT=BEPPAN=別班

ではないかと推理。

さらにテントと呼ばれる謎の組織と、日本国内でテントへ協力する「モニター」の存在も浮上しました。

第3話では乃木たちが日本へ帰国。

東条翔太と山本巧の協力によって丸菱商事のシステムを調べた結果、

太田梨歩が原智彦のパソコンを使って送金システムを改ざんしていた

ことが判明します。

ただ、太田が事件の黒幕なのかはまだ分かりません。

→ VIVANT第3話のあらすじ・考察はこちら

VIVANT第4話のあらすじ

太田梨歩の自宅から大量のパソコン機器が見つかる

第3話最後で、誤送金システムを改ざんした人物として浮上した太田梨歩。

野崎たち公安は、すぐに太田の自宅へ向かいます。

しかし、

太田の姿はありません。

室内には大量のパソコン関連機器。

さらにハードディスクやSSDは電子レンジなどを使って破壊されており、証拠を消そうとした形跡が残っていました。

ただの丸菱商事の財務部社員とは思えない部屋です。

太田梨歩の正体は天才ハッカー「blue@walker」

野崎は太田の部屋から押収した物の中に、大量の落語CDがあることを不審に思います。

東条が調べたところ、そのディスクには落語ではなく、

過去のハッキング記録

が保存されていました。

そこに残されていた名前が、

blue@walker。

東条によると、blue@walkerは世界的にも知られた天才ハッカー。

東条自身が、

自分など足元にも及ばない

と評価するほどの人物でした。

つまり太田梨歩は、丸菱商事の財務部員でありながら、その裏では高いハッキング能力を持つ人物だったことになります。

ただ、ここで一つ疑問が生まれます。

これほどのハッカーが、なぜわざわざ原部長のパソコンを使って誤送金を仕組んだのか。

自分の意思で動いていたのか。

それとも誰かから指示を受けていたのでしょうか。

長野専務と太田梨歩の関係が判明

太田の周辺を調べていく中で浮上したのが、丸菱商事の、

長野利彦専務。

長野と太田は密かに会っていました。

第4話では長野本人が、太田との関係について、

「男女の関係」

だったと説明します。

さらに野崎は、長野の経歴にある、

防衛大学卒業後の約2年間の空白

にも注目します。

別班なのではないか。

野崎からそう疑われた長野は、学生時代に薬物へ手を出し、卒業後に更生施設へ入っていたと説明。

当時の確認では、その説明を裏付ける記録も存在していました。

第4話を見た時点では、

長野=別班説は一度消えた

ように見えます。

ただし、これで完全に長野の疑いが消えたと考えていいのでしょうか。

ここは後ほど改めて考察します。

宇佐美部長にもバルカ赴任歴があった

長野と同じく、太田の失踪に関わっている可能性を調べられた人物の中には、乃木の上司である、

宇佐美哲也部長

もいました。

新庄の調査によると、宇佐美は7年前、

顧客開拓の責任者としてバルカへ約1年間赴任

しています。

公安が仕掛けた罠に反応したのは長野でしたが、バルカと接点がある宇佐美も完全に無関係と決まったわけではありません。

短い会話の中で、わざわざ赴任時期と期間まで示した点は少し怪しいですね。

ジャミーンとドラムが日本へ

そのころ、バルカ共和国から、

ジャミーンとドラム

が日本へ到着。

ジャミーンは心臓の手術を受けるため、日本の病院へ入院します。

しかし、手術費用を支援する予定だった団体は、薫がバルカ警察に追われているという噂を信じて支援を取りやめてしまい、約1470万円が不足。

そこで乃木は、

クラウドファンディング

で手術費を集めることを提案します。

第1話で乃木を救ったジャミーン。

乃木にとっても放っておけない存在になっています。

ジャミーンの写真に戦闘服姿の山本巧

ドラムは、ジャミーンがバルカから持ってきた写真をアルバムにまとめていました。

乃木がその写真を見ていると、

見覚えのある人物

を発見します。

乃木の同期、

山本巧。

しかも山本は普通の旅行者ではありません。

バルカで、

戦闘服姿

で写真に写っていました。

第3話では、危険を承知で乃木のサーバールーム潜入を助けた山本。

完全に味方に見えていました。

ところが、この1枚の写真によって一気に疑惑が強まります。

山本をおびき出すため乃木と野崎が罠を仕掛ける

乃木は山本の写真について野崎へ報告。

2人は、

太田を監禁している人物が山本ではないか

と考えます。

そこで山本をおびき出すため、罠を仕掛けます。

乃木は宇佐美、原、水上、そして山本を集め、

公安が誤送金事件について調べている

と伝えます。

さらに野崎から電話が入り、

太田の居場所が分かった

という情報を、あえてその場で話します。

もし山本が太田を監禁しているなら、公安より先に太田のもとへ向かうはずです。

すると、

山本だけが明らかに動揺。

すぐに会社を出ていきます。

乃木たちの予想は当たっていたようです。

公安が山本を尾行するが新庄が見失う

会社を出た山本を、公安の新庄たちが尾行します。

山本は大宮駅へ。

しかし、人混みに紛れ、

公安は山本を見失ってしまいました。

山本が公安の尾行に気づいていたのか。

それとも誰かが助けたのか。

ここで、3話まで姿を見せなかった男がついに登場します。

松坂桃李演じる黒須駿が初登場

山本の前へ現れた謎の男。

それが、

黒須駿。

演じているのは松坂桃李さんです。

黒須は山本に、

自分もテントのモニターだ

と名乗ります。

そして公安に追われている山本を逃がすために来たと説明。

山本のスマートフォンを破壊して追跡できなくし、偽造パスポートまで用意します。

さらに、

「ブルーウォーカーはこちらで始末する」

という話を持ち出し、山本から太田の監禁場所まで聞き出します。

3話まで出てこなかった松坂桃李さん。

やはり普通の人物ではありませんでした。

ただし、

黒須がテントのモニターという話にも裏がありました。

黒須の正体は別班

山本を完全に信用させた黒須。

ところが山本が目を覚ますと、椅子へ拘束されています。

そして黒須が、

「先輩」

と呼んだ人物が現れます。

そこにいたのは、

乃木憂助。

黒須はテントのモニターではありません。

その正体は、

別班。

そして黒須が「先輩」と呼ぶ乃木もまた、

別班のメンバー

だったのです。

第1話から続いてきた、

乃木は本当に普通の商社マンなのか?

という最大級の謎。

第4話でついに答えが出ました。

乃木はテントへ近づくためGFL社の事業を担当していた

拘束された山本の前で、乃木は自分が別班であることを明かします。

しかも、バルカ共和国のGFL社との事業を担当していたこと自体にも目的がありました。

乃木が狙っていたのは、

GFL社社長のアリ。

乃木はアリがテントの重要人物である可能性を追い、近づくためにGFL社とのプロジェクトを進めていたことを明かします。

つまり、

第1話の誤送金事件で偶然バルカへ向かっただけではなかった

ということになります。

乃木は最初から、別班としてテントを追っていたわけです。

山本はテントの「モニター」だった

黒須と乃木は山本へ自白剤を使用。

山本はついに自分の正体を明かします。

山本巧はテントのモニター。

さらに、太田梨歩がblue@walkerであることを知り、そのハッキング能力を利用していました。

第3話で、

「山本、本当に味方なのか?」

と考察しましたが、まさか本当に裏切り者だったとは。

→ VIVANT第3話のあらすじ・考察はこちら

アリはテントのかなり上の人物

山本の証言から、さらに重要な情報が出てきます。

バルカ共和国のGFL社社長、

アリ・カーン。

アリはテントの中でも、

かなり上の立場にいる人物

だというのです。

第1話から登場していたアリ。

誤送金された金を取り戻そうとした乃木に対して返金を拒んだ人物でした。

乃木がGFL社へ近づいた理由も、

アリを通してテントへ近づくため

だったことになります。

テントのリーダーの最終標的は日本?

そして山本は、さらに衝撃的な話をします。

テントのリーダーについて、

「最後の標的は日本」

だと。

しかし、

  • リーダーが誰なのか
  • なぜ日本なのか
  • いつ何をするのか

までは山本も知らないようです。

ここで物語の規模が一気に変わりました。

誤送金された金を取り戻すだけの話ではありません。

日本そのものが標的になっている可能性

が出てきたのです。

太田梨歩は公安によって救出される

山本から太田の監禁場所を聞き出した黒須。

その後、公安も監禁場所を突き止め、太田は無事に発見されます。

つまり太田は、

テントのモニターではなく、山本に利用されていた人物

だったことになります。

誤送金システムを書き換えた実行者ではありますが、事件全体を計画した黒幕ではありませんでした。

第3話で考察した、

「太田は実行役で、黒幕は別にいる」

という予想は、かなり近かったことになります。

乃木と黒須が山本を処分

そして第4話最後。

乃木と黒須は山本を連れ出します。

テントのモニターとして日本を危険にさらした山本。

乃木と黒須は山本を橋からロープで吊るし、

首つり自殺に見せかけて処分。

第1話から見てきた、気弱で優しい丸菱商事社員・乃木憂助とはまったく違う姿でした。

ここでようやく、

「表の乃木」と「別班としての乃木」

の2つの顔が見えてきました。

VIVANT第4話で判明したこと

第4話で分かったことを整理すると、

  • 太田梨歩は世界的ハッカー「blue@walker」
  • 太田は誤送金システムを改ざんしたが、事件の最終的な黒幕ではなかった
  • 太田を利用していた人物は山本巧
  • 山本巧はテントの「モニター」
  • 山本はバルカで戦闘服姿の写真に写っていた
  • 黒須駿が初登場
  • 黒須は別班
  • 乃木憂助も別班
  • 黒須は乃木を「先輩」と呼んでいる
  • 乃木は以前からテントを追っていた
  • GFL社との事業もアリへ近づくためだった
  • アリはテントのかなり上の立場
  • テントのリーダーの「最後の標的は日本」と山本は聞いていた
  • 太田は公安によって救出された
  • 山本は乃木と黒須によって処分された

というところです。

第1〜3話まで最大の謎だった、

「乃木は何者なのか?」

については、

乃木=別班

という大きな答えが出ました。

ただし今度は、

なぜ乃木は別班になったのか?

という新しい謎が生まれています。

VIVANT第4話で新たに生まれた謎・疑問

第4話の謎① テントはなぜ日本を最終標的にしている?

第4話最大の新しい謎です。

山本によると、

テントのリーダーの最後の標的は日本。

では、

なぜ日本なのでしょうか。

日本政府に恨みがある?

別班への復讐?

日本国内で大規模な事件を起こす?

政治や経済を混乱させる?

あるいは、日本に何か別の目的がある?

現時点では何も分かりません。

そもそもテントは、

犯行声明すら出さず、何を目的に動いているのか分からない組織

です。

普通のテロ組織とは少し違う気がします。

山本が聞いていた、

「最後の標的は日本」

という情報そのものにも、何か別の意味があるのかもしれません。

【その後】テントが何のために活動している組織なのかは、第9話で大きく明らかになります。

→ VIVANT第9話のあらすじ・考察はこちら

第4話の謎② テントのリーダーは誰?

山本ですら知らなかった、

テントのリーダー。

第1話から気になっているのが、役所広司さんと二宮和也さんが演じる謎の人物です。

第1話最後に意味深に登場して以降、

明らかにテント側と思われる雰囲気

があります。

役所広司さん演じる人物がリーダーなのか。

二宮和也さん演じる人物がリーダーなのか。

それとも別の人物なのでしょうか。

個人的には役所広司さん演じる人物が、

テントの中心人物

である可能性を高く見ています。

そして二宮和也さんは、その人物の息子や後継者のような立場なのではないでしょうか。

【その後】テントの中心人物をめぐる物語は、第5話以降で一気に動き始めます。

→ VIVANT第5話のあらすじ・考察はこちら

第4話の謎③ 乃木はなぜ別班になった?

乃木が別班だという答えは出ました。

しかし、

なぜ乃木は別班になったのでしょうか。

第2話・第3話では、幼い乃木が両親と引き離されるような記憶も描かれています。

乃木の過去と、

別班に入った理由

はつながっているように思えます。

両親に何があったのか。

乃木はいつ日本へ戻ったのか。

どのように別班へ入ったのか。

そもそも乃木は、なぜこれほどテントを追っているのでしょうか。

単なる任務以上に、

個人的な理由

があるような気がします。

【その後】乃木の過去や家族については、第5話で大きな事実が判明します。

→ VIVANT第5話のあらすじ・考察はこちら

第4話の謎④ Fと別班の乃木はどういう関係?

第1話から登場している、

F。

第3話で名前が判明しました。

そして第4話では、山本と対峙した乃木がこれまでとはまるで違う表情を見せています。

では、

別班として活動しているのは乃木なのか、それともFなのか。

普段の乃木は気弱で優しい。

Fは強気で冷静。

そして別班として山本を追い詰める乃木は、Fにかなり近いように見えます。

もしかすると、

乃木が別班として動く時にFが表へ出てくる?

のでしょうか。

それとも乃木自身もすべてを理解しており、

乃木とFは役割分担しているだけ?

まだよく分かりません。

【その後】Fが生まれた理由や乃木との関係については、第6話で大きく掘り下げられます。

→ VIVANT第6話のあらすじ・考察はこちら

第4話の謎⑤ 野崎は乃木の正体にどこまで近づいている?

野崎は第4話の時点で、乃木が別班だとは知りません。

しかし、乃木を完全に信用しているわけでもなさそうです。

山本がモニターである可能性が浮上した場面では、野崎はその話をする乃木の反応をじっと見ています。

さらに野崎は、乃木にも公安の尾行を付けていました。

ところが乃木は、新庄がたぬきの置物へ視線を向けた隙に姿を消します。

この動きだけでも、普通の商社マンではありません。

野崎が乃木を尾行したのは、

写真を持ってきた経緯や、山本に偽情報を聞かせる罠を乃木が提案したことに違和感を持ったから

かもしれません。

第2話では乃木の経歴を調べ、「怪しいところはない」と笑っていました。

しかし、その「怪しいところがなさすぎる経歴」こそ、別班が用意した表向きの経歴だった可能性もあります。

今後、山本が自殺に見せかけて処分されたと分かれば、野崎は、

山本がモニターだと知っていた乃木

へ疑いを向けるのではないでしょうか。

野崎はまだ答えにはたどり着いていなくても、すでに乃木の表の顔を疑い始めているように見えます。

【その後】野崎と乃木の関係は、第5話でさらに大きく動きます。

→ VIVANT第5話のあらすじ・考察はこちら

第4話の謎⑥ 長野専務は本当にただの丸菱商事専務?

第3話からずっと気になる人物、

長野利彦専務。

第4話では、

  • 防衛大学出身
  • 卒業後に約2年間の空白
  • 太田梨歩と密かに会っていた
  • 野崎から別班ではないかと疑われた

というかなり怪しい情報が出ました。

ただ長野は、

薬物依存の更生施設へ入っていた

と説明。

当時の確認では記録もあり、野崎も一度疑いを外しています。

それでも引っかかります。

第3話では「ザイール」という名前に反応。

第4話では防衛大学出身まで判明。

ここまで怪しい材料を出しておいて、

本当にただの専務なのか?

と思ってしまいます。

【その後】長野専務をめぐる謎は、第2シーズン第12話以降で再び大きく動きます。

→ VIVANT第12話のあらすじ・考察はこちら

第4話の謎⑦ 別班には乃木と黒須以外に誰がいる?

第4話で初めて実際の別班員として、

乃木憂助

と、

黒須駿

が登場しました。

しかし、別班が秘密諜報部隊であるなら、

この2人だけとは考えにくいでしょう。

指令を出す人物。

国内担当。

海外担当。

情報収集担当。

サイバー担当。

さまざまな別班員が存在するのではないでしょうか。

そして気になるのが、

丸菱商事にも乃木以外の別班員がいるのか

ということ。

普通の会社員として生活しながら活動する組織なら、意外な人物が別班でもおかしくありません。

【その後】別班の組織や他のメンバーについては、第7話で一気に明らかになります。

→ VIVANT第7話のあらすじ・考察はこちら

第4話の謎⑧ 新庄が山本と乃木を続けて見失ったのは偶然?

第4話で新庄は、二度も尾行相手を見失っています。

一人目は、テントのモニターだった山本。

二人目は、別班だった乃木です。

山本には黒須の助けがあり、乃木は新庄がたぬきの置物に気を取られた隙に姿を消しました。どちらも尾行をまく側が一枚上だったと考えれば、新庄の失敗には説明がつきます。

それでも同じ回の中で、

秘密組織に関わる二人だけを新庄が続けて見失った

のは、妙にできすぎています。

単に尾行が苦手なのか。

何者かとつながっていて、意図的に逃がしたのか。

あるいは、後から新庄を疑わせるためのミスリードなのでしょうか。

現時点で新庄を裏切り者と決める証拠はありません。ただ、二度の失尾をわざわざ描いた以上、今後の新庄の行動は注意して見たほうがよさそうです。

【その後】新庄について残る疑問は、最終回・第10話で明らかになります。

→ VIVANT第10話のあらすじ・考察はこちら

第4話の謎⑨ 山本はなぜ第3話で乃木へ協力した?

山本がテントのモニターだったと分かると、第3話の行動に大きな疑問が残ります。

山本は乃木をデータセンターへ入れ、丸菱商事の送金記録を調べる作戦へ全面的に協力しました。

しかし、その調査によって太田が改ざんに関わったと判明し、最終的には山本自身の正体まで暴かれています。

山本にとって不利になる作戦を、なぜ手伝ったのでしょうか。

一つは、誤送金を成功させた時点で、山本の主な任務は終わっていた可能性です。乃木を手伝っても、すでに移された金がすぐ戻るわけではありません。

もう一つは、

乃木のそばにいて、会社と公安の捜査状況を把握するため

です。

協力者として振る舞えば疑われにくく、捜査が太田へ近づいた時にも先回りできます。実際、太田の居場所が見つかったという偽情報を聞いた山本は、すぐに会社を飛び出しました。

ただし、山本が乃木を心配していた気持ちまで、すべて演技だったとは限りません。

誤送金の罠へ偶然乃木がかかってしまったことへの後ろめたさや、同期としての情が残っていた可能性もあります。

山本は、テントの任務、捜査の監視、乃木への感情を同時に抱えて動いていたのかもしれません。

第4話の謎⑩ 乃木はなぜ山本を公安へ渡さず処分した?

乃木と黒須は山本から情報を聞き出したあと、身柄を公安へ渡さず、自殺に見せかけて処分しました。

山本を生かして公安へ渡せば、テントについてさらに捜査できたはずです。

それでも処分したのは、乃木と黒須が山本の前で別班員だと明かしたことが大きいでしょう。

山本を生かせば、乃木と黒須の顔や別班の作戦が公安に知られるうえ、情報がテント側へ戻る危険も残ります。

言い換えれば二人は、

最初から山本を生かして帰すつもりがなかったから、自分たちの正体を見せた

とも考えられます。

ただ、国家を守るためなら、正式な逮捕や裁判を通さず人を処分してよいのでしょうか。

別班は公安とは違い、法律の外側で敵を排除する組織なのか。

第4話は乃木の正体だけでなく、

別班がどこまで許される組織なのか

という新しい問題も突きつけた回だと思います。

【その後】別班の任務や乃木の考え方は、第7話以降でさらに描かれます。

→ VIVANT第7話のあらすじ・考察はこちら

第4話の謎⑪ なぜジャミーンとアディエルはテントの人間と写真を撮った?

山本をモニターだと疑う決定的なきっかけは、ジャミーンがバルカから持ってきた写真でした。

写真には、ジャミーンと父アディエルが、テントのマークを付けた戦闘服姿の男たちと笑顔で写っています。その後ろにいたのが山本でした。

山本がテントのモニターだったことは判明しました。

しかし、山本よりも気になるのは、

なぜジャミーンとアディエルが、テントの人間と親しそうに写真を撮っていたのか

という点です。

第1話の最後では、役所広司さんと二宮和也さんが演じる謎の人物たちも、ジャミーンのことを気にかけていました。

もし彼らがテントの中心人物なら、ジャミーン一家とテントには以前から接点があったことになります。

テントがアディエルの村を守っていたのか。

アディエルが何らかの形でテントへ協力していたのか。

それとも、テントは表向きのテロ組織とは違う活動もしているのでしょうか。

山本がバルカで何をしていたのかも含め、この1枚には、山本の正体を暴くだけでは終わらない情報が隠れているように見えます。

第4話の謎⑫ 宇佐美部長のバルカ赴任歴は伏線?

第4話では、宇佐美部長が7年前に約1年間、顧客開拓の責任者としてバルカへ赴任していたことも判明しました。

公安の罠に反応しなかったため、その場では疑いが薄くなったように見えます。

しかし乃木が、丸菱商事の仕事を隠れみのにしてテントを追っていたと分かった直後です。

そう考えると、宇佐美のバルカ赴任も、

本当に会社の顧客開拓だけが目的だったのか

と疑いたくなります。

宇佐美も別班やテントと関係があるのか。

あるいは、バルカと接点のある人物を増やして視聴者を迷わせるためのミスリードなのか。

現時点では答えがありません。ただし、赴任した国・時期・期間が具体的に示された以上、何かの伏線かもしれません。

第4話の謎⑬ 神棚に祈ったあと十字を切った公安捜査員に意味はある?

これは物語の本筋ではありませんが、少し気になった場面です。

公安の捜査員たちが捜査へ向かう前、そろって神棚に手を合わせます。

ところが一人の捜査員は、神棚へ祈った直後、振り返りながら胸元で十字を切るようなしぐさも見せています。

単に、その人物が複数の祈り方で捜査の無事を願っただけかもしれません。

ただ『VIVANT』では、

  • 第1話で乃木がイスラム教の礼拝のような姿勢を取る
  • 乃木が毎朝、神田明神へ参拝する
  • 公安の捜査員が神棚へ祈る
  • その直後に十字を切るようなしぐさが入る

と、異なる宗教の祈りが繰り返し映されています。

国や宗教を越える物語であることを示す演出なのか。

それとも、国家や組織を信じて行動する登場人物たちの「信念」を、祈りの姿と重ねているのでしょうか。

事件の答えにつながる伏線とは限りませんが、作品全体のテーマを考えるうえでは面白い小さな演出です。

VIVANT第4話を見た感想

第4話を見終わって思ったのは、

3話まで見せられていた物語は何だったんだ。

ということです。

ずっと、

「乃木は本当に普通の商社マン?」

と疑っていました。

でも、いざ本当に別班だと判明すると想像以上の衝撃でした。

第1話ではタクシー運転手に騙され、砂漠へ置き去り。

上司から怒られ、どこか頼りない商社マン。

ところが裏では、

秘密裏に活動する別班。

しかも山本を追い詰め、最後には自ら処分する。

完全に別人です。

さらに、第3話で怪しいと思った、

山本巧。

こちらも本当にテントのモニターでした。

そして3話まで一切登場しなかった松坂桃李さんも、

黒須駿=別班

として登場。

第4話だけで、

太田の正体

山本の正体

黒須の正体

乃木の正体

が一気に明かされました。

ただ、この回で一番重要なのは、

「乃木=別班」がゴールではない

ということだと思います。

ここから、

別班とテント

という2つの組織を中心に、本当の物語が始まるのではないでしょうか。

【第4話視聴時点】VIVANT第5話の展開を考察

第5話最大の焦点は、

アリ。

山本の証言から、GFL社社長のアリがテントのかなり上の人物だと判明しました。

しかも乃木は、

最初からアリへ近づくためにGFL社のプロジェクトを担当していた

と話しています。

となれば、第5話では乃木と黒須がアリを追う展開になる可能性が高そうです。

そしてアリから、

テントのリーダー

へ近づいていくのではないでしょうか。

さらに気になるのが乃木の過去です。

乃木がただ命令されたからテントを追っているだけには見えません。

幼少期にバルカで起きた出来事。

両親との別れ。

乃木が別班になった理由。

これらが、

テントとつながっている

のではないでしょうか。

第5話では、

  • アリはテントでどんな立場なのか
  • テントのリーダーは誰なのか
  • 乃木はなぜ別班になったのか
  • 乃木の両親は誰なのか
  • 野崎は乃木の正体へどこまで迫るのか
  • Fとは何者なのか
  • 神田明神の祠は別班の連絡場所なのか

あたりに注目です。

特に、

乃木の過去とテントの関係

が一気に見えてくる気がします。

→ VIVANT第5話のあらすじ・考察はこちら

VIVANT第4話のあらすじ・考察まとめ

『VIVANT』第4話では、第1話から続いてきた巨額誤送金事件の真相が大きく進みました。

重要なポイントは、

  • 太田梨歩は天才ハッカー「blue@walker」
  • 太田は山本に利用されていた
  • 山本巧はテントのモニター
  • 松坂桃李さん演じる黒須駿が初登場
  • 黒須は別班
  • 乃木憂助も別班
  • 乃木は以前からテントを追っていた
  • アリへ近づくためGFL社の事業を担当していた
  • アリはテントの上位人物
  • テントのリーダーの「最後の標的は日本」と山本は聞いていた
  • 太田は公安によって救出された
  • 山本は乃木と黒須によって処分された

というところです。

第1〜3話最大の謎だった、

乃木憂助は何者なのか?

という問いには、

乃木=別班

という答えが出ました。

しかし、第4話を見終わるとさらに大きな謎が残ります。

テントはなぜ日本を狙うのか。

テントのリーダーは誰なのか。

乃木はなぜ別班になったのか。

乃木の過去とテントには何か関係があるのか。

さらに、新庄が二度も尾行に失敗したこと、山本が第3話で乃木へ協力した理由、別班が山本を公安へ渡さなかった理由、ジャミーンの写真、宇佐美のバルカ赴任歴など、見過ごせない小さな疑問も残っています。

誤送金事件は大きく動きました。

しかし本当の『VIVANT』は、

ここから始まる

という感じがします。

第5話では、乃木と黒須がアリを追い、テントの正体へさらに近づいていくのではないでしょうか。

→ VIVANT第5話のあらすじ・考察はこちら

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