VIVANT第8話で乃木が黒須への1発を外した理由と消えた5億9780万ドルを考察

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【VIVANT第8話考察】乃木とベキが親子確定!黒須への銃撃・テントの目的を考察

2023年9月3日に放送された『VIVANT』第8話。

ついに、

乃木憂助とノゴーン・ベキが約40年ぶりに再会。

さらにDNA鑑定によって、2人が本当の親子であることも確認されました。

第5話から続いてきた、

「ベキは本当に乃木の父親なのか?」

という大きな謎に、ようやく答えが出たことになります。

しかし、第7話で乃木が黒須ら別班の仲間5人を撃った理由については、まだ分かりません。

さらに第8話では、

  • ベキが乃木へ黒須を殺すよう命令
  • ノコルの拳銃に入っていた弾は1発だけ
  • 乃木が別班になった経緯
  • 人身売買の被害と「丹後隼人」と名付けられた過去
  • DNA鑑定で乃木とベキの親子関係が確認
  • ノコルとベキには血のつながりがないこと
  • 乃木のIQが137だったこと
  • テントの収入源
  • バルカの孤児たちを救っている理由
  • テントの裏帳簿
  • 消えた5億9780万ドル
  • 乃木が薫へ通帳や家の権利証を託していたこと
  • 3年ほど前から始まった土地購入

など、テントの本当の姿へ近づく情報も次々と明らかになりました。

この記事では、第8話を見終わった時点で分かっている情報をもとに、あらすじを振り返りながら残された謎を考察します。

その後のエピソードで答えが判明したものについては、該当する話の記事へリンクを追加しています。

※この記事には『VIVANT』第8話までのネタバレが含まれます。

VIVANT第8話までの簡単なあらすじ

第4話で、乃木憂助と黒須駿が別班員だったことが判明。

第5話では乃木の幼少期と乃木家の家紋が明らかになり、乃木はテントのリーダー・ノゴーン・ベキを、

亡くなったと思っていた父・乃木卓だと確信

します。

第6話では、乃木のもう一人の人格「F」が生まれた理由が判明。

さらに、乃木卓が公安外事第1課に所属していたことも分かりました。

そして第7話。

別班6人はテントと接触する予定だったヴォスタニアになりすまし、ノコルの確保に成功します。

ところが、

乃木が黒須を含む別班の仲間5人へ発砲。

さらにノコルへ、

「自分はノゴーン・ベキの息子だ」

と明かし、父に会わせるよう求めました。

乃木は本当に別班を裏切ったのでしょうか。

→ VIVANT第7話のあらすじ・考察はこちら

VIVANT第8話のあらすじ

乃木とベキが約40年ぶりに再会

テントへ連れていかれた乃木と黒須。

乃木はついに、

ノゴーン・ベキ

と対面します。

乃木が幼いころに生き別れ、亡くなったと思い続けてきた父親。

約40年ぶりの再会です。

しかし、

感動の親子再会

とはなりませんでした。

ベキは乃木が本当に自分の息子なのかだけでなく、

乃木が本当に別班を裏切ったのか

も疑っています。

父親に会いたかったから仲間を撃った。

それだけで信用するほど、テントもベキも甘くありません。

ベキはまず、ヴォスタニアとノコルの会合をなぜ知っていたのかと質問。

乃木は、別班がテントの通信衛星とサーバーを突き止め、アリから入手した暗号を使って通信を傍受したと明かします。

さらにアリの居場所を聞かれると、アリは家族とともにベネズエラのカラカスにいると回答。

アリを従わせるために家族を殺したと説明し、その映像がクラウドに残っているとも話しました。

しかし視聴者は、乃木がアリの家族を殺さずに逃がしたことを知っています。

乃木は最初から、テントへ入り込むために使える映像を残していたのでしょうか。

ベキが乃木へ「黒須を殺せ」と命令

乃木の覚悟を確認しようとするベキ。

そこで乃木へ命じたのが、

黒須を殺すこと。

黒須は第7話で乃木に肩を撃たれ、そのまま乃木とともにテントへ連れてこられていました。

ベキの命令を受けると、ノコルは、

「お父さんの銃が汚れる」

として、自分の拳銃を乃木へ渡します。

乃木は黒須へ銃口を向けます。

そして発砲。

しかし、

1発目は黒須の猿ぐつわをかすめ、顔から外れました。

乃木はさらに黒須の頭へ銃口を押しつけ、もう一度引き金を引きます。

ところが、

弾切れ。

黒須は殺されずに済みました。

その後、ノコルはベキへ、拳銃を取り替えた本当の理由を説明します。

ベキの拳銃は、いつも弾倉が満タン。

乃木が本気で黒須を撃てば、テント側に一瞬の油断が生まれます。その隙に残りの弾で反撃されることを警戒し、ノコルは自分の拳銃へあえて1発しか入れていなかったのです。

「お父さんの銃が汚れる」という言葉は表向きの理由で、実際にはベキを守るための用心でした。

乃木は弾が1発しかないと分かっていた?

ここで気になるのが、

乃木は拳銃を渡された時点で、弾が1発しか入っていないことに気づいていたのか

という点です。

乃木には第1話から、

手に持った物の重さを極めて正確に把握できる能力

が描かれています。

拳銃の重さを感じた瞬間に、

「弾は1発しか入っていない」

と見抜いた可能性はないでしょうか。

もし分かっていたのであれば、

1発目を黒須からわざと外す。

そして2発目は弾が出ないと知ったうえで、黒須の頭へ銃口を向ける。

こうすれば、

黒須を殺そうとしたように見せながら、実際には助ける

ことができます。

乃木の射撃能力を考えても、1発目を外したことには違和感があります。

しかも弾は黒須の猿ぐつわだけをかすめています。

単に撃ち損じたのではなく、黒須の口を自由にしながら命も救ったように見える場面です。

ただし、

乃木が本当に弾数を重さで見抜いていたのかについて、第8話では明確な説明はありません。

あくまで第8話終了時点で考えられる一つの可能性です。

乃木が別班になった経緯が判明

ベキたちはポリグラフを使い、乃木の過去について確認していきます。

乃木によると、別班で直属の上司として知っているのは櫻井司令だけ。顔を知る別班員も、今回集められた黒須たち5人だけでした。

ノコルから、別班の任務で来たのか、ベキを殺しに来たのかと聞かれた乃木は、どちらも「ノー」と回答。

父親に会うためだけに来たのかという質問には「イエス」と答えますが、ポリグラフの針は動きません。

ただし別班員である乃木なら、ポリグラフを欺く訓練を受けている可能性があります。

そこで明らかになったのが、

乃木が別班へ入った経緯。

乃木はアメリカ留学中、2001年9月11日の米同時多発テロを経験。

家族や国のために軍へ入る友人たちを見た乃木は、自分も誰かのために命を懸けたいと考え、大学卒業後に幹部候補生として陸上自衛隊へ入りました。

高い能力を評価された乃木は、

「心理戦防護課程」

の試験を受けます。

面接では、建物ですれ違った作業員の特徴、ロビーのタイル、手渡された地図から消されていた島など、観察力と記憶力を試す質問が約1時間続きました。

試験に合格した乃木は自衛隊内の記録を抹消され、別班へ配属されます。

さらに東京大学大学院へ通いながら、

  • 潜入
  • 尾行
  • 盗聴
  • 諜報活動

などの特別訓練を上官と一対一で受けました。

大学院修了前には、通産省官僚の殺害を自殺に見せかける最初の任務を実行。その後、丸菱商事へ入社します。

商社マンとして働きながら、

別班員として秘密裏に任務を続けてきた

ことになります。

これで、第5話から残っていた、

「乃木はどうやって別班員になったのか?」

という疑問もかなり明らかになりました。

→ VIVANT第5話のあらすじ・考察はこちら

乃木は人身売買の被害に遭い「丹後隼人」と名付けられた

ポリグラフの尋問では、両親と別れた後の乃木に何が起きたのかも明らかになりました。

幼い乃木は村でトラックに乗せられ、人身売買のブローカーへ渡されます。

逃げようとして頭を強く打ち、自分の名前も分からないほどの記憶喪失になっていました。

物乞いをさせられていた乃木を見つけたのが、戦場ジャーナリストの飯田です。

飯田に保護されて日本へ戻り、京都府舞鶴市の児童養護施設へ入った乃木は、本名が分からなかったため、

「丹後隼人」

という名前を与えられました。

20歳の時、一時帰国中にテレビで乃木家の家紋を見たことで記憶の一部が戻り、島根の乃木家を訪問。伯父の寛道から、自分が乃木憂助だと知らされたのです。

ただし、第5話の回想に映っていたカレンダーは1999年でした。1981年生まれの乃木なら、この時は18歳です。第8話で本人が語った「20歳」とは2年ずれています。単なる制作上の食い違いなのか、それともポリグラフ中の乃木が過去を正確に話していない伏線なのでしょうか。

第6話で名前だけ登場した飯田は、乃木を日本へ連れ帰った恩人だったことになります。

→ VIVANT第6話のあらすじ・考察はこちら

DNA鑑定で乃木とベキの親子関係が確認

そして、ついに大きな答えが出ます。

乃木の話を聞いたベキは、所持品の中から乃木家の守り刀を発見。

自分が持つ刀と同じ刀鍛冶が作った本物だと見抜き、DNA鑑定を指示しました。

ベキは乃木との、

DNA鑑定

を実施。

その結果、

父子確率99.999%

という結果が出て、乃木憂助とノゴーン・ベキが本当の親子だと確認されました。

第5話では、乃木が写真を見て、

ベキ=父・乃木卓

だと確信しただけでした。

しかし第8話で、

本当に父と息子だった

ことが客観的にも確認されたことになります。

ベキは「よく生きていた」と声を震わせますが、乃木を牢から出さず、抱きしめることもなく立ち去ります。

その後、一人になると亡き妻・明美との写真を見つめ、

「明美、憂助が生きていた。生きていたんだ」

と涙を流しました。

一方、黒須は別の場所へ連れていかれ、ノコルは乃木へ「なあ、兄弟」と冷たく呼びかけます。

親子関係は証明されても、3人が家族になれたわけではありません。

乃木は薫へ通帳・印鑑・自宅の権利証を託していた

日本では、野崎が別班員の小型カメラに残された映像から、乃木が仲間を撃ったことを確認していました。

しかし薫には真相を話せず、乃木が行方不明のままだとだけ伝えます。

そんな薫のもとへ、乃木から送られた荷物が届きました。

  • 預金通帳
  • 印鑑
  • 乃木の自宅の権利証

乃木は危険な任務へ向かう前から、自分が戻れない場合を考えていたのでしょうか。

薫は退院したジャミーンとともに乃木の家で暮らし、帰りを待つことを決めました。

IQ137の乃木がテントの裏帳簿を見る

DNA鑑定から1週間たっても、ベキは乃木を牢から完全には解放しません。

代わりに乃木へ、IQ、語学、経済学、工学など、さまざまな知識を問う試験を受けさせました。

結果は、

IQ137。

ノコルも、自分では太刀打ちできないほどの知力だと認めます。

それでもベキは、仲間を裏切って来た人物を、息子だからという理由だけでは信用できないと話しました。

ただし、テントにとって「ここ半年が勝負」であり、他に代えがたい能力があるなら利用すると判断します。

IQを単に「高い」と表現せず、137という具体的な数字で示した点も気になります。ただし、第8話時点ではほかの数字や出来事とのつながりはなく、まずは乃木の知力を示すための数値と見るのが自然でしょう。

7億3870万ドルの裏帳簿と消えた5億9780万ドル

ベキは乃木の能力を試すため、幹部でも全体を知らないテントの1年間の収支報告書を渡しました。

ここで、これまでほとんど分からなかったテントの金の流れが見えてきました。

記載されていた年間総収益は、

7億3870万ドル。

テントは爆破テロだけでなく、サイバー攻撃、暗殺、誘拐などを成功報酬型で請け負っていました。

つまり、テントが行う犯罪行為は、

組織の思想のためだけではなく、資金を得るための仕事

でもあったことになります。

しかし総支出は1億4090万ドル。差額となる、

5億9780万ドル

には、預け入れや翌年への繰り越し記録がありません。

さらに大規模な武装組織でありながら、武器の購入費や兵士の訓練費も帳簿に計上されていませんでした。

第6話では、ベキが組織の金を私物化したギリアムを厳しく処分しました。

やはりテントには、

どうしても巨額の資金を必要とする理由

があるようです。

バトラカは民間軍事会社の代表だった

軍事費が帳簿にない理由を疑問に思った乃木は、バトラカが代表を務める民間軍事会社へ連れていかれます。

表向きはバルカ政府の要請を受け、紛争や災害へ対応する会社。

しかし裏では、兵士の中から100人に1人ほどの優秀な人材を見つけ、テントの任務へ送り込んでいました。

テントが独自に武器や兵士を抱えるのではなく、民間軍事会社の設備と人材を利用していたため、テント側の帳簿に軍事費が出てこなかったのです。

そしてバトラカは、かつてベキを救出した後、行方不明になった憂助を日本まで捜していたことも明かしています。

バトラカは、いつ、どのようにベキを助けたのでしょうか。

テントは孤児たちを救っていた

裏帳簿には、幹部たちへ支払われた報酬も記録されていました。

その総額は年間およそ8000万ドル。

しかし、幹部たちが私腹を肥やしていたわけではありません。

報酬のほぼすべてが、バルカの孤児や児童養護施設のために使われていたのです。

もともとテントが年間に稼いでいた金額も約8000万ドル。孤児たちを支えるために必要な分だけ、仕事を請け負っていたとも考えられます。

ベキたちは、内乱などによって親を失った子どもたちのために児童養護施設を運営していました。

テロや暗殺、誘拐などの犯罪を請け負う一方で、親を失った子どもたちを救っている。

これまで「日本を狙う恐ろしいテロ組織」として描かれてきたテントの見え方が、一気に変わります。

もちろん、孤児を救っているからといって犯罪行為が正当化されるわけではありません。

しかし少なくとも、ベキが自分の私利私欲だけで金を集めているわけではないことは見えてきました。

では、テントは一体何を目指しているのでしょうか。

乃木が孤児院の不正を見抜く

乃木はテントが支援している児童養護施設を訪れ、子どもたちの皿に盛られた米が少ないことに気づきます。

施設では、1人1食につき生米150グラムを使う決まりでした。炊けば約330グラムになるはずですが、実際に盛られていたのは約300グラム。

1人あたり約30グラム足りません。

食事をするのは215人。乃木は、1食につき約3キロ、1日約9キロ、1年で約3.2トンの米が抜き取られていると計算します。

帳簿には「ロシア輸出分」とありましたが、実際には施設長が米を横流ししていたのです。

ベキは施設長の財産を没収して国外へ追放。子どもたちには施設長が病気になったとだけ伝えました。

この場面でベキは、乃木に重さを量る際の誤差を尋ねています。

乃木の答えは、1キロにつき10グラムほど

ベキが考え込むような表情を見せたのは、黒須を撃った拳銃の弾数まで、乃木が重さで見抜いていた可能性に気づいたからでしょうか。

同時にベキは、帳簿と現場の数字から不正を暴いた乃木の能力も認め始めたように見えます。

ベキが乃木を「長男」として迎え入れる

乃木の誕生日は1981年1月25日。42歳の乃木は、ノコルより7歳年上です。

ベキは、ノコルとは血がつながっていないものの「本当の息子だ」と説明し、乃木を長男、ノコルを次男として紹介しました。

さらに乃木には、ベキやノコルと同じ純白のデールが与えられます。

突然現れた乃木が、血のつながった兄として自分と同じ場所へ迎え入れられた。

ノコルの戸惑うような表情には、父を奪われる不安や乃木への嫉妬が混ざっていたのではないでしょうか。

乃木がノコルの会社「ムルーデル」へ

ベキはノコルへ、乃木を自分の会社で働かせるよう命じます。

その会社が、バルカ語で「夢」を意味するムルーデルです。

気になるのは、ムルーデルの社屋がGFL社の真正面にあること。乃木が誤送金事件を追って訪れた会社と、ノコルの会社が向かい合っていたのは、ただの偶然なのでしょうか。

乃木は会社の経費を削減するよう求められますが、バトラカはベキの指示で過去10年分の損益計算書を持ってきます。

そこで乃木は、裏帳簿から消えていた5億9780万ドルと、ムルーデルの売上が一致していることに気づきました。

テントが犯罪で得た金をムルーデルの売上に変え、表の資金として動かしていたと考えられます。

その金の多くが使われていたのが、土地の購入です。

テントが土地を買い始めたのは約3年前。そのころから請け負うテロや犯罪も急増し、年間収入は約8000万ドルから7億3870万ドルへ、9倍近くに膨らんでいます。

つまりテントは、どうしてもその土地を手に入れるため、危険な仕事を増やして巨額の資金を集めた可能性があります。

なぜ土地が必要なのでしょうか。購入している土地そのものに、重要な価値があるのでしょうか。

第8話終了時点では、テントの本当の目的へ近づく最大の手掛かりになりそうです。

【その後】テントが土地を購入していた理由については、第9話で大きく明らかになります。

→ VIVANT第9話のあらすじ・考察はこちら

VIVANT第8話で判明したこと

第8話で分かったことを整理します。

  • 乃木とベキが約40年ぶりに再会
  • ベキは乃木を簡単には信用しなかった
  • ベキは乃木へ黒須を殺すよう命令
  • ノコルが乃木へ渡した拳銃には弾が1発しか入っていなかった
  • 黒須は生き残った
  • 乃木がポリグラフで「父に会うために来た」と答えた
  • 乃木が陸上自衛隊を経て別班へ入った経緯が判明
  • 乃木が人身売買の被害に遭い「丹後隼人」と名付けられた過去が判明
  • DNA鑑定により乃木とベキが99.999%の確率で親子だと確認された
  • ベキはノコルと血がつながっていないが「本当の息子」だと説明
  • 乃木は薫へ通帳・印鑑・自宅の権利証を送っていた
  • 乃木のIQは137で、ベキからテントの裏帳簿を任された
  • テントの年間総収入は7億3870万ドル、支出は1億4090万ドル
  • 帳簿から消えた5億9780万ドルがムルーデルの売上と一致
  • バトラカの民間軍事会社がテントの人材を集めていた
  • テント幹部の報酬は孤児救済や児童養護施設へ使われていた
  • 乃木が孤児院で年間約3.2トンの米の横流しを見抜いた
  • 乃木が長男、ノコルが次男として迎えられた
  • テントは約3年前から土地を買い始め、犯罪の請負を急増させていた

親子関係が確定しただけでなく、テントの金、人材、表の会社、孤児救済がどのようにつながっているのかまで見えてきました。

VIVANT第8話で新たに生まれた謎・疑問

第8話の謎① 乃木は本当に別班を裏切った?

第7話から続く最大の謎です。

乃木は父・ベキへ会うため、黒須ら別班の仲間5人を撃ちました。

第8話でも、

父親に会いたかったこと自体は乃木の本心

に見えます。

しかし、

それだけで国家も仲間も裏切るのでしょうか。

やはり疑問が残ります。

さらに黒須を殺すよう命令された際にも、

1発目は外れ、

2発目は弾切れ。

偶然にしては出来すぎているようにも見えます。

第7話で野崎へ残した、

「スネイプ社」

という言葉もまだ気になります。

乃木が父親に会いたいと思っているのは本当。

しかし同時に、

別班として別の目的も持っている可能性はまだ残っています。

【その後】乃木が本当に別班を裏切ったのか、その答えは最終第10話で明らかになります。

→ VIVANT第10話のあらすじ・考察はこちら

第8話の謎② 乃木は拳銃の弾数を見抜いていた?

ベキから黒須を殺すよう命令された乃木。

ノコルから渡された拳銃には、

弾が1発だけ

入っていました。

そこで気になるのが、

乃木はそのことを知っていたのか

という点です。

乃木には物の重さを正確に把握できる能力があります。

それなら、

弾が何発入っているかを拳銃の重さから判断できた可能性があります。

もし弾が1発だけだと分かっていたなら、

最初の1発をわざと黒須から外した

とも考えられます。

その後、弾が出ないと分かったうえで黒須の頭へ銃口を向ければ、

テント側には、

本当に黒須を殺そうとした

ように見せることができます。

ただし、第8話では乃木自身から明確な説明はありません。

この場面は、乃木の本当の目的を考えるうえで重要なポイントになりそうです。

第8話の謎③ なぜベキは乃木を受け入れ始めた?

DNA鑑定で実の息子だと分かっても、ベキはすぐには乃木を信用しませんでした。

黒須の殺害を命じ、ポリグラフを使い、牢へ戻しています。

ところが乃木が裏帳簿を読み、孤児院の米の横流しまで見抜くと、ベキの態度は変化します。

乃木を長男として迎え、ノコルと同じ白いデールを与え、ムルーデルで働かせました。

40年ぶりに会えた実の息子だから受け入れたいのか。

それとも、乃木の知力と能力をテントに必要な人材だと判断したのでしょうか。

さらにベキは、米の重さを見抜いた乃木へ誤差を尋ねています。

あの質問には、乃木が拳銃の弾数を把握していたのではないかと確かめる意味もあったのかもしれません。

父としての情と、組織の長としての計算。その両方が動き始めたように見えます。

第8話の謎④ 別班4人は本当に死んだ?

第7話で乃木に撃たれた高田明敏、和田貢、廣瀬瑞稀、熊谷一輝。

テント側には、4人が即死し、棺で日本へ運ばれたという情報が入っています。

しかし、本当に死亡したのでしょうか。

非常に高い射撃能力を持つ乃木なら、

本当に殺すつもりであれば急所を確実に狙うこともできるはずです。

逆に、

あえて致命傷にならない場所を撃った可能性も残っています。

4人の死亡情報も、乃木をテントへ送り込むために別班側が用意したものだとしたら、すべてがつながります。

【その後】撃たれた別班4人の生死については、第9話で重要な情報が明らかになります。

→ VIVANT第9話のあらすじ・考察はこちら

第8話の謎⑤ なぜ乃木は薫へ財産を託した?

日本では、野崎が小型カメラの映像を確認し、乃木が別班員を撃ったことを知ります。

しかし野崎は、薫に詳しい事情を話さず、乃木は行方不明だとだけ伝えました。

その後、薫のもとへ乃木から郵便が届きます。中に入っていたのは、通帳、印鑑、自宅の権利証。

戻れない事態を覚悟し、薫とジャミーンの生活を守ろうとしたように見えます。

ただし、乃木がいつ、どの段階で郵送の準備をしたのかは分かりません。

もし別班の任務として必ず帰るつもりだったのなら、財産を丸ごと託す必要はないはずです。

乃木は本当に死を覚悟していたのか。それとも、薫たちを自宅へ移して守ることにも別の狙いがあるのでしょうか。

第8話の謎⑥ なぜFはテント到着後に姿を見せない?

第7話までのFは、乃木の迷いや危機にたびたび姿を見せていました。

ところが、乃木がテントへ連行され、ベキと再会した第8話では、Fが前面に出てきません。

父に会えたことで、乃木の中のもう一人が一時的に静まったのでしょうか。

それともFは、乃木とは別の視点からテント内部を観察し、危険を見極めているのでしょうか。

黒須を撃つ場面やポリグラフでも姿を見せなかったことを考えると、Fの沈黙自体が乃木の計画の一部にも思えます。

【その後】Fは第9話で再び登場し、その役割が改めて注目されます。

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第8話の謎⑦ バトラカはどのようにベキを救った?

バトラカは乃木に、かつて自分がベキを救出し、その後は行方不明になった憂助を日本まで捜したと話しました。

しかし、ベキが公安に見捨てられた後、どこで何が起こり、バトラカがどうやって助けたのかは語られていません。

民間軍事会社を持ち、テント創設時からベキを支えているように見えるバトラカ。

ベキの過去を最も深く知る人物だからこそ、乃木を本物の息子として信じたい気持ちも強いのではないでしょうか。

【その後】ベキとバトラカの過去については、第9話で大きく明らかになります。

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第8話の謎⑧ ノコルは乃木に嫉妬している?

ベキは、ノコルとは血がつながっていないものの、本当の息子だと明言しました。

それまでノコルは、ベキの後継者に最も近い存在だったはずです。

そこへ7歳年上の実子・乃木が現れ、長男として同じ白いデールまで与えられました。

ノコルが乃木を冷たく見るのは、元別班員を警戒しているだけではなく、父の愛情や自分の居場所を奪われる不安があるからでしょうか。

ベキが二人を「兄弟」として近づけようとするほど、逆に対立が深まる可能性もあります。

【その後】ベキとノコルの関係や過去については、第9話でさらに明らかになります。

→ VIVANT第9話のあらすじ・考察はこちら

第8話の謎⑨ なぜムルーデルはGFL社の真正面にある?

ムルーデルの社屋は、丸菱商事の誤送金事件で乃木たちが訪れたGFL社の真正面にあります。

別々に見えた二つの会社が、実は道路を挟んで向かい合っていた。この位置関係をわざわざ映したのは、偶然ではないかもしれません。

GFL社のアリがテントの幹部だったことを考えると、互いの会社を監視しやすくするためなのか、資金を動かしやすくするためなのか。

あるいは、第1話の誤送金事件からノコルの会社まで、最初から一つの資金の流れでつながっていた可能性もあります。

第8話の謎⑩ 5億9780万ドルはなぜ土地購入に使われた?

テントの年間総収入7億3870万ドルから、記録された支出1億4090万ドルを引くと、5億9780万ドルが残ります。

その数字はムルーデルの売上と一致し、資金の多くは土地購入へ回っていました。

通常の不動産投資なら、暗殺や誘拐まで急増させて短期間に金を集める必要はありません。

孤児たちのための新たな居住地なのか、テントの拠点なのか。それとも、土地の地下や周辺に金額では測れない何かがあるのでしょうか。

【その後】テントが土地を買い集めていた理由は、第9話で大きく明らかになります。

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第8話の謎⑪ 「3年前」という時期は薫と関係がある?

テントが土地を買い始めたのは約3年前でした。

一方、薫もジャミーンの主治医としてバルカへ渡ってから3年ほどとされています。

同じ「3年前」というだけで二つを結びつける証拠はありません。

ただ、数字を細かく重ねてくる『VIVANT』だけに、時期が一致していることは気になります。

薫がバルカへ来たこと、ジャミーンと出会ったこと、テントが土地を買い始めたこと。この三つが後からつながる可能性も、放送時点では捨て切れません。

第8話の謎⑫ テントは本当に悪の組織なのか?

テントがテロや暗殺、誘拐などの犯罪を請け負っている事実は変わりません。

しかし、得た金を私物化せず、バルカの孤児たちを救っていることも分かりました。

ベキも、子どもの食料を横流しした施設長には厳しい処分を下しています。

ではテントは、目的のためなら犯罪もいとわない救済組織なのでしょうか。

それとも、孤児救済は組織の本当の目的を隠すための一面にすぎないのでしょうか。

「別班=善、テント=悪」と単純には分けられないことが、第8話で最も大きく変わった点です。

【その後】テントが孤児を救う理由と組織の目的は、第9話でさらに明らかになります。

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第8話の謎⑬ 「テントの最終標的は日本」と土地購入はつながる?

これまで野崎たちは、「テントの最終標的は日本」という情報を追ってきました。

ところが第8話で見えたのは、日本への攻撃計画ではなく、バルカでの孤児救済と大規模な土地購入です。

日本を標的にしているなら、なぜバルカの土地に5億9780万ドルもの資金を注ぎ込むのでしょうか。

「標的」という言葉を、攻撃対象だと決めつけていたこと自体がミスリードなのかもしれません。

土地を手に入れることと日本を目指すことが、ベキの過去を通じて一つにつながるのでしょうか。

【その後】テントと日本の関係については、第9話でベキから重要な説明があります。

→ VIVANT第9話のあらすじ・考察はこちら

VIVANT第8話を見た感想

第8話で一番大きかったのは、

乃木とベキが本当に親子だったこと。

第5話から乃木自身はベキを父親だと確信していましたが、DNA鑑定によってようやく客観的にも確認されました。

ただ、個人的にそれ以上に印象が変わったのが、

テント。

これまでは、

日本を狙う恐ろしいテロ組織

という見え方が強かったです。

しかし第8話では、

テロや犯罪で金を得ながら、

バルカの孤児たちを救っている

ことが分かりました。

もちろん、

孤児を救っているから犯罪行為が許される

という話ではありません。

ただ、

「別班=善、テント=悪」

という単純な構図ではなさそうです。

特にベキは、自分が贅沢をするために金を集めているようには見えません。

その一方で、年間7億3870万ドルもの収入から消えた5億9780万ドルが、ムルーデルの売上と一致していました。

会社を通して表の金へ変え、その大半を土地購入へ使っていたとすれば、テントの現在の目的はかなり具体的です。

なぜ3年ほど前から土地を買い始めたのか。

そして、乃木を長男として迎えたことで、ノコルとの関係はどう変わるのか。

黒須への1発、沈黙したF、ノコルの表情、GFL社とムルーデルの位置関係など、小さな描写も後から効いてきそうです。

第8話でテントの正体が分かったというより、

これまでとは違う種類の謎が一気に増えた

という印象です。

【第8話視聴時点】VIVANT第9話の展開を考察

第9話で最も重要になりそうなのは、

テントが何を目指しているのか

だと思います。

第8話までで、

テントは単純に日本でテロを起こすためだけの組織ではない可能性が出てきました。

注目したいのは、

  • なぜ孤児たちを救っているのか
  • なぜ犯罪行為を請け負ってまで巨額の金を集めているのか
  • なぜ3年前から土地を購入しているのか
  • 購入した土地には何があるのか
  • ベキはなぜテントを作ったのか
  • バトラカはどのようにベキを救ったのか
  • ノコルは乃木を兄として受け入れられるのか
  • なぜムルーデルはGFL社の真正面にあるのか
  • 消えた5億9780万ドルと土地購入の関係
  • 別班4人は本当に死亡したのか
  • 乃木は本当に別班を裏切ったのか
  • 乃木は拳銃の弾数を見抜いていたのか
  • テントの最終標的が日本という情報と土地購入はどうつながるのか

あたりです。

特に、

土地。

ここがかなり怪しいです。

孤児救済は以前から続けていた。

しかし土地購入はここ数年。

そして同じころから、より多くの資金が必要になっている。

だとすれば、

テントの現在の最大の目的は、この土地と関係している可能性があります。

第9話では、

なぜベキがテントを作ったのか

という過去と、

現在テントが何をしようとしているのか

がつながってくるのではないでしょうか。

→ VIVANT第9話のあらすじ・考察はこちら

VIVANT第8話のあらすじ・考察まとめ

『VIVANT』第8話では、

乃木とベキが本当の親子

であることがDNA鑑定によって確認されました。

第5話から続いてきた、

「ベキは本当に乃木の父親なのか?」

という謎には、ようやく答えが出たことになります。

一方で、

乃木が本当に別班を裏切ったのか

については、まだ答えが出ていません。

ベキから黒須を殺すよう命令された乃木は発砲しましたが、

1発目は外れ、

2発目は弾切れ。

乃木が拳銃の重さから弾数を把握していた可能性も気になります。

さらに第8話では、テントの裏側も見えてきました。

テントは犯罪で資金を得ながら、孤児たちを救っていました。

一方、帳簿から消えた5億9780万ドルはムルーデルの売上と一致し、土地購入へ流れていることも判明します。

テントはなぜ3年前から危険な仕事を急増させ、土地を買い集めているのか。

その土地と「最終標的は日本」という情報は、どうつながるのか。

さらに、乃木を長男として迎えたベキ、居場所を脅かされたように見えるノコル、テントへ入ってから姿を見せないFにも謎が残ります。

第8話で親子関係という大きな謎には答えが出ましたが、

今度は、

テントという組織そのものの謎

が一気に大きくなりました。

→ VIVANT第9話のあらすじ・考察はこちら

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