『VIVANT』第13話の予告に登場した、気になる言葉があります。
最大の裏切り者
続いて、天才ハッカー「ブルーウォーカー」こと太田梨歩が、特殊なプロトコルを使い、日本国内の別地点から侵入されていたと説明。
乃木憂助も、侵入元が国内だったことに驚き、「一体、誰なんだ」と口にしています。
第13話は「事件の首謀者」に迫る序盤戦の大きな山場として予告されており、別班員拉致事件の裏で動いていた人物が明らかになる可能性があります。
日本国内にいる人物。
特殊な通信経路を使える人物。
警察や公安の捜査状況を知ることができる人物。
これらの条件から、現時点で最も疑わしい人物の一人が、警視庁サイバー犯罪対策課の東条翔太です。
しかし、東条を疑う最大の理由は、ハッキング能力だけではありません。
第12話で東条は、ノゴーン・ベキについて話す際、何気なく、
「ベキ様」
と呼んでいました。
警察側で捜査に協力している東条が、かつて国際テロ組織「テント」の指導者とされていた人物に「様」を付けたのです。
さらに東条の部屋からは、第1シーズンに大量に飾られていたウルトラマングッズが消え、代わりに『タイガーマスク』のポスターやフィギュアが置かれていました。
タイガーマスクこと伊達直人は、正体を隠して孤児たちを支援した人物です。
孤児を救うために動いていたノゴーン・ベキやテントの思想と、どこか重なって見えます。
結論からいうと、第13話放送前の段階では、東条翔太を「最大の裏切り者」の最有力候補として考えてよいと思います。
ただし、「ベキ様」、タイガーマスク、ハッキング能力と、怪しい材料があまりにも分かりやすく並べられています。
本当に東条が裏切り者なのか。
それとも、東条を疑わせて本当の首謀者を隠すミスリードなのか。
この記事では、東条翔太が最大の裏切り者と疑われる理由と、「ベキ様」発言、タイガーマスク、新庄との関係について考察します。
※この記事には『VIVANT』第12話までのネタバレと、第13話放送前の予想が含まれます。
VIVANTの東条翔太とは?
東条翔太は、濱田岳さんが演じる警視庁サイバー犯罪対策課の捜査員です。
第1シーズンでは、丸菱商事で発生した誤送金事件の解析に参加。
野崎守や公安へ協力し、太田梨歩が操作した送金プログラムや、事件に関わる人物を追跡しました。
第2シーズンでも野崎、太田と共に、新庄浩太郎の逃走経路や監視映像を調べています。公式人物ページにも、東条は第2シーズンの主要人物として掲載されています。
東条は別班員ではありません。
しかし、警察側のサイバー捜査を担当しているため、システムの解析結果だけでなく、野崎たちが何を調べ、どこまで新庄へ近づいているかを知ることができる立場です。
仮に東条が裏切っていた場合、捜査を完全に止めなくても、
- 発見した情報を新庄側へ流す
- 野崎たちを別方向へ誘導する
- 偽の監視映像を本物だと思わせる
- 太田の解析作業を遠回りさせる
といった行動が可能だったと考えられます。
東条翔太が「最大の裏切り者」と疑われる理由
東条を疑う材料は、大きく分けて4つあります。
中でも最も不自然なのが、ノゴーン・ベキを「ベキ様」と呼んだことです。
理由① 東条はベキを「ベキ様」と呼んでいた

第12話で東条は、新庄について話している際、
「新庄って、あのベキ様を脱獄させた以外に……」
と発言しました。
すると野崎は、東条の話を遮るように「黙ってろ」と制止します。
放送後には、この「ベキ様」という呼び方に違和感を覚え、東条を疑う反応が相次ぎました。
東条は、テントの構成員ではありません。
警察組織に所属し、野崎たちの捜査へ協力している人物です。
通常であれば、
- ベキ
- ノゴーン・ベキ
- テントの指導者
- 乃木の父親
などと呼べば十分です。
それにもかかわらず、自然に「ベキ様」という敬称が出たのだとすれば、東条がベキへ特別な敬意や共感を持っている可能性があります。
「ベキ様」は単なる冗談だった?
ただし、「ベキ様」と呼んだだけで、東条を裏切り者と断定することはできません。
東条は少し軽い調子で話すことがあり、皮肉や冗談として「様」を付けただけという見方もできます。
実際、第1シーズンでは、新庄やテントの構成員でさえ、必ずしもベキを「様」付けで呼んでいたわけではありません。
そのため、東条がテントの一員だから「ベキ様」と呼んだ、と単純には結びつけられません。
それでも、この呼び方の直後に野崎が話を止めたことは気になります。
野崎が、
また余計な冗談を言っている
という意味で制止しただけなのか。
それとも、東条が口を滑らせたことに気づいたのか。
第13話で振り返る可能性がある場面です。
理由② ウルトラマンからタイガーマスクへ変わった

第1シーズンの東条の部屋には、大量のウルトラマングッズが置かれていました。
東条役の濱田岳さんは、子役時代に映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』へ出演しています。
そのため、東条のウルトラマン好きという設定は、濱田岳さんの出演歴を取り入れた遊び心のある演出でもありました。
ところが、第2シーズンではウルトラマングッズが見当たりません。
代わりに飾られていたのが、『タイガーマスク』のポスターやフィギュアです。

家具を少し動かした程度ではなく、部屋の象徴そのものが変わっています。
この変化が、東条の考え方や「正義」に対する価値観が変わったことを示している可能性があります。
タイガーマスクとベキには共通点がある
タイガーマスクの正体は、孤児院で育った伊達直人です。
伊達直人は悪役レスラー養成組織「虎の穴」で育てられますが、やがて組織に背き、孤児たちを助けるために戦います。
一方、ノゴーン・ベキが率いていたテントも、表向きは国際的なテロ組織と見られていました。
しかし、実際には請け負った犯罪で得た金を使い、バルカの孤児たちへ住居や教育を提供していました。
方法は決して正当化できませんが、
- 世間から悪人だと思われている
- 正体を隠して活動している
- 得た金を孤児のために使っている
- 弱い立場の子供たちを救おうとしている
という部分は、タイガーマスクとベキに共通しています。
東条の部屋がタイガーマスク仕様へ変わったことは、東条がベキの思想を知り、共感するようになったことを示しているのかもしれません。
そして、その変化と「ベキ様」という呼び方を合わせると、単なる模様替えでは済まない意味が見えてきます。
タイガーマスクは「テント側」の証拠とは限らない
ただし、タイガーマスクは悪の組織に協力し続けた人物ではありません。
伊達直人は、自分を育てた「虎の穴」を裏切り、孤児たちを守る側へ回っています。
したがって、タイガーマスクが表しているのは、
東条がベキやテントの思想へ共感した
という意味だけとは限りません。
東条が新庄側へ接近していたとしても、本当に警察を裏切ったのではなく、敵の内部へ潜り込むためだった可能性があります。
つまり、タイガーマスクは東条が裏切り者であることではなく、
東条が最終的に敵組織を裏切る二重スパイであること
を示している可能性もあるのです。
理由③ 特殊なプロトコルを使える技術力がある
第13話の予告では、太田梨歩が、
特殊なプロトコルを使って、国内の別の場所から侵入
していたと説明しています。
乃木も侵入元が国内だったことに驚き、人物の特定を求めていました。
日本国内から高度な方法で侵入できる人物。
この条件に、東条は当てはまりやすい人物です。
東条は警視庁サイバー犯罪対策課に所属し、太田と共にシステム解析を行っています。
もし東条が侵入者なら、
自分で侵入し、自分で犯人を捜しているように見せる
こともできます。
また、太田がどのシステムを調べ、どの侵入経路を疑っているのかも把握できます。
太田の解析結果を新庄へ伝えれば、新庄側は追跡される前に証拠や通信経路を変更できるでしょう。
東条は新庄の監視映像偽装にも関わった?
第12話では、新庄が新富士空港へ向かったように見せる監視映像が偽装されていたことが判明しました。
映像では晴れていたものの、同じ時間帯の静岡県東部には線状降水帯による大雨のニュースが流れていたため、太田たちは映像の矛盾に気づきました。
新庄は元公安ですが、高度な映像加工やシステムへの侵入をすべて一人で行ったとは限りません。
国内に東条のような協力者がいたなら、
- 公安が確認する監視映像を把握する
- 新庄の偽映像をシステムへ混ぜる
- 移動記録を別の場所へ誘導する
- 発覚した後も捜査を遅らせる
という動きが可能になります。
ただし、東条が映像を偽装した直接的な証拠はありません。
技術的にできそうな人物であることと、実際に行ったことは分けて考える必要があります。
理由④ 公式動画の黒板に「新庄」と「東条」


さらに気になるのが、第2シーズン放送前にTBSが公開した記念映像です。
家族をテーマにした「VIVANT NEXT TO YOU」の教室場面では、黒板の「日直」欄に、
新庄
東条
という名字が並んでいました。
第12話放送後、この黒板が新庄と東条のつながりを示す伏線ではないかと注目されています。
偶然、主要人物と同じ名字が並んだだけとは考えにくいところです。
考えられるのは、
- 新庄と東条が昔から知り合いだった
- 2人が同じ学校に通っていた
- 第2シーズンで2人が行動を共にする
- 2人が同じ側にいることを暗示していた
- 単なるファンサービスとして名字を入れた
という可能性です。
ただし、黒板に名字が並んでいたからといって、2人が同級生だったと断定はできません。
それでも、特殊なプロトコルを使う国内の人物が示された直後に、この映像が掘り起こされたことで、東条・新庄共犯説は一気に強くなりました。
東条と新庄はどのようにつながった?
東条が本当に新庄へ協力しているなら、2人の間には何らかの接点があるはずです。
新庄は元公安。
東条は警視庁サイバー犯罪対策課。
所属部署は異なりますが、野崎の捜査を通じて接触していた可能性があります。
また、公式動画の黒板が過去の関係を暗示しているなら、2人は警察へ入る以前からの知り合いだったのかもしれません。
仮に新庄と東条が組んでいた場合、役割分担は次のようになります。
| 人物 | 担当していた可能性 |
|---|---|
| 新庄 | 公安内部の情報、別班員の身元、現場工作 |
| 東条 | システム侵入、監視映像の偽装、追跡妨害 |
| チョッキー | 海外の潜伏先、移動手段、資金や人脈 |
| その他の協力者 | 別班員の拉致、国外への移送 |
新庄一人では難しい大規模な作戦でも、警察内部のハッカーと海外の実業家が協力すれば実行しやすくなります。
東条が裏切り者なら、なぜ野崎の捜査へ協力する?
東条が新庄側なら、なぜ野崎や太田へ協力し続けているのでしょうか。
答えとして考えられるのは、完全に捜査を止めるより、
捜査チームの中に入り、進み具合を監視するほうが都合がよい
からです。
東条が捜査から離れれば、かえって不審に思われます。
一方、太田の隣で作業していれば、
- 太田が何を発見したか
- 野崎が次にどこへ向かうか
- 新庄の映像偽装が見破られたか
- 別班がどこまで事件へ近づいたか
をリアルタイムで把握できます。
さらに、一部の正しい情報を提供して信頼を保ちつつ、本当に重要な部分だけを隠すこともできます。
有能な裏切り者ほど、捜査を妨害するのではなく、捜査へ積極的に協力するふりをするでしょう。
「最大の裏切り者」と呼ばれる理由
新庄が公安を裏切っていたことは、すでに判明しています。
そのため、第13話予告の「最大の裏切り者」は、新庄とは別の人物を示している可能性があります。
東条は、これまで野崎を支える有能な仲間として描かれてきました。
第1シーズンの誤送金事件でも、東条の解析能力は真相へ近づくために欠かせませんでした。
その東条が裏で新庄を支援していたなら、
- 警察内部の捜査員
- サイバー犯罪を取り締まる側
- 野崎から信頼される協力者
- 犯人を追跡している技術者
- 太田と同じ画面を見ている人物
が、実は侵入者だったことになります。
犯人を捜していた人物自身が犯人だった。
これなら「最大の裏切り者」という表現にも合います。
それでも東条を断定できない理由
東条には怪しい材料がそろっています。
しかし、東条が裏切り者であることを直接示す場面は、まだありません。
新庄へ連絡する姿も、システムへ侵入する姿も、別班員の情報を流す姿も描かれていません。
現在確認できるのは、
- ベキを「ベキ様」と呼んだ
- 部屋がタイガーマスク仕様へ変わった
- サイバー捜査に詳しい
- 太田と共に侵入者を捜している
- 公式動画で新庄と東条の名字が並んでいた
という状況証拠です。
しかも、これらは視聴者にも簡単に気づけるように強調されています。
本当の裏切り者を第13話で驚かせるつもりなら、放送前から東条へ疑いが集中するような材料を、ここまで並べるでしょうか。
東条はミスリードの可能性も高い
制作側が東条を怪しく見せ、本当の首謀者から視聴者の注意をそらしている可能性があります。
特に「ベキ様」という呼び方は、あまりにも露骨です。
本当に秘密裏にベキを崇拝している人物が、野崎の前で「様」を付けて呼ぶのは不用意すぎます。
東条がわざと怪しく見える発言をし、視聴者へヒントを与えたというより、少しふざけた東条らしい冗談だった可能性もあります。
また、タイガーマスクは「悪の組織に協力する人物」ではなく、「悪の組織を裏切って子供たちを守る人物」です。
そのため、東条が新庄へ接触していたとしても、日本を裏切ったのではなく、新庄側の内部情報を得るために行動していた可能性があります。
東条翔太の正体に考えられる3つの説
説① 東条は新庄を支援する本物の裏切り者
一つ目は、東条がノゴーン・ベキやテントの思想へ共感し、新庄へ協力している説です。
「ベキ様」という呼び方は、ベキへの敬意。
タイガーマスクは、孤児を救ったベキへの共感。
特殊なプロトコルは、東条が新庄を助けるために使った侵入方法だったと考えられます。
現時点では、この説が最も分かりやすく、材料もそろっています。
説② 東条は敵側へ潜入している二重スパイ
二つ目は、東条が新庄へ協力するふりをして、事件の首謀者を探っている説です。
野崎にも伝えず、独自に新庄へ接近していたため、捜査システムへ不正に侵入したのかもしれません。
この場合、東条は警察を裏切った人物ではなく、
敵組織を裏切るタイガーマスク
として描かれることになります。
「最大の裏切り者」とは、日本側から見た東条ではなく、新庄や首謀者側から見た東条という意味かもしれません。
説③ 東条は本当の裏切り者を隠すミスリード
三つ目は、東条が完全なミスリードだった説です。
本当の裏切り者は、
- 別班本部の人物
- 公安内部の別の捜査員
- 長野専務
- 太田梨歩
- まだ正体が明かされていない人物
という可能性もあります。
東条は太田と共に本当の侵入経路を発見し、逆に事件解決の中心人物になるのかもしれません。
東条翔太の裏切り者説を比較
| 考えられる正体 | 根拠 | 現時点の見方 |
|---|---|---|
| 新庄側の本物の裏切り者 | ベキ様、タイガーマスク、技術力、黒板 | 最有力 |
| 新庄側へ潜入した二重スパイ | タイガーマスクは虎の穴を裏切った | 十分あり得る |
| 真犯人を隠すミスリード | 怪しい材料が露骨すぎる | 可能性は高い |
| 完全に無関係 | 直接的な証拠はまだない | 否定はできない |
私の結論:現時点の最有力候補は東条翔太
第12話までの材料を合わせると、「最大の裏切り者」の最有力候補は東条翔太だと考えます。
特に強いのは、東条本人がベキを「ベキ様」と呼んだことです。
さらに、
- ウルトラマンからタイガーマスクへ変わった部屋
- ベキとタイガーマスクに共通する孤児支援
- 国内から侵入できる技術力
- 野崎と太田の捜査に参加できる立場
- 公式動画で並んでいた「新庄」と「東条」
まで重なっています。
偶然として片づけるには、材料がそろいすぎています。
したがって第13話放送前の予想としては、
東条はベキやテントの思想へ共感し、新庄をサイバー面から支援している
という説を本命とします。
ただし、東条を疑わせる演出が露骨すぎる点は無視できません。
「ベキ様」は冗談。
タイガーマスクは敵側を裏切る二重スパイの暗示。
新庄と東条の黒板は、視聴者を惑わせる遊び。
このように、すべての材料を反対の意味へ読むこともできます。
結局、第13話で重要なのは、
東条が裏切り者かどうかではなく、東条がどちら側を裏切る人物なのか
という点なのかもしれません。
VIVANT東条翔太の裏切り者説まとめ
東条翔太が「最大の裏切り者」と疑われる理由をまとめます。
- 第12話でノゴーン・ベキを「ベキ様」と呼んだ
- 野崎が東条の発言をすぐに制止した
- 第1シーズンのウルトラマングッズが消えた
- 第2シーズンではタイガーマスクの部屋へ変わった
- タイガーマスクとベキには孤児支援という共通点がある
- 東条は警視庁サイバー犯罪対策課に所属している
- 第13話では国内から特殊なプロトコルで侵入した人物が浮上する
- 東条は太田や野崎の捜査状況を知ることができる
- TBSの公式動画では「日直」に新庄と東条の名字が並んでいた
- ただし、新庄と直接連絡した証拠はまだない
- 怪しく見せすぎているためミスリードの可能性もある
東条が日本を裏切ったのか。
敵側へ潜入するため、野崎たちに内緒で動いていたのか。
それとも、「ベキ様」もタイガーマスクも、本当の裏切り者から目をそらすための仕掛けだったのか。
第13話では、東条の行動だけでなく、
「ベキ様」という呼び方を野崎がどのように受け止めていたのか
にも注目したいところです。