ジブリの作品は何らかの裏設定がされていることが多いのは有名な話です。
隣のトトロは死神トロールがサツキとメイを連れ去って行くという設定や、千と千尋の神隠しは遊女の施設の話だったりと、知っていると違った視点で楽しめるのがジブリ作品。
そんなかでも特にほんわか具合がすごいジブリ作品である崖の上のポニョ。
実はこのポニョの本名が話題になってしました。
崖の上のポニョの本名は?
ポニョはハウルの動く城から4年後に発表されたジブリ作品です。
ざっくりストーリーを説明すると、海沿いの街を舞台に人間になりたい魚の子供のポニョと5歳の少年の宗介とのお話です。
人間になりたいといえば妖怪人間ですね!
フジモトとグランマーレの間の魚の女の子がポニョです。
外の世界にすごい興味があるポニョは目を盗んで外界に行きましたが運が悪くジャムの瓶にハマってしまいます。
そこを助けたのが宗介です。
ポニョっとした体型から『ポニョ』と名ずけられましたが、
ポニョの本名は『ブリュンヒルデ』と言います。
全然ポニョに関係ない、、
主神オーディンには、ワルキューレと呼ばれる娘たちがいて、彼女らは戦女神であり、戦死した勇者の魂を天国に連れて行くのが使命。数多くいるワルキューレ達の長女がブリュンヒルデです。そして、彼女には多くの妹がいます。ブリュンヒルデは父なるオーディンの戒めを破り人間の勇者と恋に落ちます。
戒めを破り人間の男性と恋に落ちるブリュンヒルデ。これはポニョのことです。ポニョの本名はブリュンヒルデです、妹がたくさんいました。
ポニョは宗介に会うために魔力を暴走させ大災害を引き起こします。可愛い絵柄ですが劇中では大災害が起きています。つまり、見方を変えれば「ポニョは死をもたらす」のです。魂をあの世に導くワルキューレと、やっている事はある意味で同じです。
人魚姫の物語も関係しているかもしれません。
命を助けた人間の王子を愛した人魚姫は、魔法により人間の姿を得ますが、声を失い、自らが王子の命の恩人である、と主張できません。人魚姫が運命の相手と気づかない王子は他の女性と結ばれます。真実の愛を得られなければ泡となって消えてしまう、という魔法により人魚姫はその命を終えます。
つまり、男女が真実の愛で結ばれないと人魚姫は泡になって死ぬ悲恋物語。
ポニョの両親は相談の結果、ポニョを人間にしよう、としますが、「失敗するとポニョは泡となって消える」という危険な賭けです。ポニョの父が言うように真実の愛で結ばれないとポニョは死にます。
こういった裏設定を楽しむのもいいかもしれませんね。
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